サポート詐欺に必須(?)の機能
Q:「遠隔操作アプリ」ってなに?
A:自分が使っているパソコンやスマホにインストールすることで、遠隔地にいる第三者とネット越しに画面を共有して操作を指示したり、遠隔から操作したりすることを可能にするアプリ。
おすすめの関連記事
「有名人の名前を検索する」だけでリスクがある!? いったいなぜ?
本来はパソコンやスマホのメーカー、通信事業者などがユーザーサポートを実施する場合などに利用されるが、最近では遠隔操作アプリが悪用されるケースが増えている。
たとえばサポート詐欺。ニセのセキュリティ警告画面が表示され、そこに記載された電話番号に連絡することによって悪意ある第三者が「サポート」と称して遠隔操作アプリをインストールさせて不正な遠隔操作を可能にする。
こうした遠隔操作によって、個人情報が窃取されたり、金銭を振り込むよう指示されたりすることがある。独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)の警告「遠隔操作ソフト(アプリ)を悪用される手口に気をつけて!」によれば、SNSのDMなどから副業に誘われ、それに必要だから……と遠隔操作アプリのインストールを促されるケースも報告されているという。
遠隔操作アプリによる遠隔操作を受け入れる場合は、相手の素性を正しく把握している場合に限るべきだろう。
この連載の記事
-
第18回
デジタル
「アンダーグラウンドサービス」であなたも明日からサイバー犯罪者になれる!? -
第17回
デジタル
Androidスマホの門番「Google Play プロテクト」は悪意あるアプリに効く -
第16回
デジタル
フィッシング詐欺で悪用されがち「Vプリカ」ってなに? -
第15回
デジタル
今さら「NVIDIA」って何? 新聞だと謎の無名企業呼ばわりだけど -
第14回
デジタル
個人情報を盗むことに特化したウイルス「インフォスティーラー」が怖い -
第13回
デジタル
「サポート詐欺」の狙いはあなたじゃない。高齢の両親や祖父母がターゲット -
第12回
デジタル
「キルウェア」の攻撃はPCどころか人命まで左右する -
第11回
デジタル
「暗号資産ウォレット」には冷たい財布と熱い財布がある!? -
第10回
デジタル
「炎上」は規模も速さも拡大する一方。誹謗中傷の対策は? -
第8回
デジタル
「量子コンピューター」なら1万年かかる問題を200秒で解く!? 暗号解読も楽々に? - この連載の一覧へ