自作PC初心者にとっても組み立てやすいメリットも!
ゲーミングPCの見映えやコスパを求めるならマザーボードはコレ「MPG B760M EDGE TI WIFI」
今回紹介するのはMSIのマザーボード「MPG B760M EDGE TI WIFI」。少し前に同じIntel B760チップセットでやはりmicroATXの「MAG B760M MORTAR WIFI II」を紹介しているが、それよりもひとつ上で機能も強化されたモデルに相当する。
上位グレードならではのデザイン&機能
MPG B760M EDGE TI WIFIは製品名のとおりMPGグレード。MEGグレードがゲームもOCものエンスージアスト向けなら、MPGグレードは純粋にハイエンドゲーマー向けをターゲットにしている。とはいえハイエンドゲーマーのメインは上位チップセットのIntel Z790となるので、Intel B760のMPGグレードは本製品ともうひとつMini-ITXの「MPG B760I EDGE WIFI DDR4」のみ。CARBONは2024年2月現在で未ラインナップとなっている。
CARBONがブラック基調なのに対し、EDGEはシルバー基調のカラーリング。同じくシルバーなのがMAGグレードのMORTARシリーズだが、MPG B760M EDGE TI WIFIとMAG B760M MORTAR WIFI IIではけっこうデザインが異なる。MPG B760M EDGE TI WIFIは若干高価な分だけ2nd M.2ヒートシンクも大きくシルバーの面積も広い。2nd M.2ヒートシンクがシルバーで大きいと言っても、microATXなのでビデオカードに隠れてしまいがちだが、細部のデザインにもこだわる方は、数千円足してもMPG B760M EDGE TI WIFIのデザインを選ばれるのではないだろうか。
もうひとつ、上位グレードだけに機能、付加価値部分にも注目したい。MPG B760M EDGE TI WIFIの1st M.2ヒートシンクはツールレスで着脱できる「スクリューレスM.2 Shield Frozr」が採用されている。ネジ式の場合、とくに男性はバカヂカラでネジ山をナメてしまったり、トルクをかけすぎて固着してしまっていざトラブルが生じた際に慌てるなんてこともある。スクリューレスM.2 Shield Frozrは、一見すると圧が弱いように見えても実際には適正な圧で固定されるから心配無用だ。またスロット部分にもヒートシンクがあるため、SSDの両面をヒートシンクが挟み込む熱処理構造になっている。
使いやすさ、組み立てやすさの付加価値が多め
拡張性という点では、拡張スロットがPCI Express 5.0 x16×1にPCI Express 3.0 x4×1 、M.2スロットがCPU直結のGen4 x4×1、チップセット経由のGen4 x4×1とGen4 x4/SATA×1、ほかSATA×6といったレイアウトだ。MAG B760M MORTAR WIFI IIと比べるとSATAが2ポート増えているほかは同じ。つまり拡張スロットよりもM.2スロット数を重視した、最新トレンドに沿ったデザインと言える。
バックパネルはUSB 2.0×4、USB 3.2 Gen2×3、USB 3.2 Gen2x2 Type-C×1、映像出力にDisplay Port×1、HDMI×1、SP/DIF付きのオーディオ入出力端子などが並ぶ。なお、MPG B760M EDGE TI WIFIのバックパネルには、クリアCMOSスイッチも搭載されている。MAG B760M MORTAR WIFI IIと異なるところだ。
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