かゆいところに手が届くアクセサリー
ピクセルは、韓国LEPIC(ルピーク)のユニークなポータブルオーディオ向けアクセサリーを出展。新規取り扱いのブランドで、同じくアクセサリーブランドであるDignisから派生したものということだ。
集まった人たちが「こういうのが欲しかった」と口々に言っていたのが、スティック型のUSB DACをスマホに固定できる「DAC POCKET」だ。iPhoneのMagSafe対応で、スマホの背面に磁石で固定できる(Androidスマホでもリング状の磁石をケースに付けるアクセサリーを使用すれば使える)。スティック型のUSB DACを装着するポケットには、段差があり滑り止めになるという細かい配慮もある。サイズ的には「AK HC4」までは対応可能ということだ。価格は3000円ほど。
また、有線イヤホンを収納するケース「JUKEBOX IEM CASE」も展示されていた。湿度を管理する機能があるという。カメラやレンズの保存にはこうした調湿ケースを使うのが一般的だが、イヤホン用では珍しい。
こちらは5000円ほど。両製品とも3月上旬の発売を目指している。
DIY感覚でカスタマイズできる
DIY向けのオーディオ製品群が目を引いたのがサイラスブース。Oriolusの「JOYCRAFT DIYシリーズ」 というシリーズ製品で、基板は組み上がっていてハンダ不要だが、真空管の差し込みやネジ止めはユーザーに任せ、カスタマイズできる。
昨年末から発売されており、価格は製品にもよるがおおむね1万8000円前後だ。今後の製品として“R2R DAC”まで予定されているのが面白い。
Oriolusは、開発中の真空管ポータブルアンプも展示していた。特徴は5000mAhの充電池(21700)が取り外し可能なことだ。この電池は以前紹介したKontinum「K100」に採用されていた。発売時期や日本での展開などは不明だが、面白い試みと言える。
エソテリックも出展
ハイエンドオーディオメーカーのエソテリック(ESOTERIC)が初めて出展したのも面白い。会場ではネットワークプレーヤーで、プリアンプ機能も持つ「N-05XD」などが展示されていた。出展理由を聞いてみると、「ユーザーにハイエンド製品の良質な上流機器でオーディオを体験してほしい」ということだった。
また、これは昨年末にティアックが連結子会社だったエソテリックを吸収合併すると発表したことも影響しているのだろう。
この連載の記事
-
第5回
AV
冬のヘッドフォン祭 mini 2024で見つけた、発売済み&発売間近の新製品 -
第3回
AV
Noble Audioの新フラッグシップ「ONYX」、FiiO新規開発のカセットプレーヤー「CP13」登場 -
第2回
AV
冬のヘッドフォン祭 mini 2024事前情報、注目の出展は? 2/10開催 -
第1回
AV
フジヤエービック主催、冬のヘッドフォン祭mini 2024は2月10日開催 - この連載の一覧へ