AC電源不要! USBバスパワー駆動で最大8TBの外付けSSDはテレビ録画で使えるのか? Samsung Portable SSD T5 EVOで検証
提供: 日本サムスン
新入学・新社会人、そして転勤や配偶者との諸般の事情(!)により、一人暮らしを始める方も多いだろう。そこでのマストアイテムはテレビ。普段はネット動画が中心でも、ニュースや天気予報、そして趣味のテレビ番組を見たいときもある。
とはいえリアルタイムで視聴することはあまりなく、録画する場合が多いだろう。とくにアニメ好きにとってはコンテンツによって配信サイトがバラバラなので、逆にテレビ番組を録画する方が便利だったりする。
テレビ番組の録画には、HDDレコーダーを購入する人が多い。これはビデオデッキから続く「録画はデッキ」という先入観が強く、テレビだけで録画予約できることを知らない人が多いという一面もあるだろう。最近のテレビにUSBコネクターがついているのは、MiracastやFire TV Stickの電源のためだけではない。
テレビのUSBコネクターに外付けディスクを接続すると、ほとんどのテレビでHDDレコーダーなしでも番組の録画ができるのだ! ということで、意外に知られていないテレビに外付けディスクを接続してテレビ番組を録画する方法について紹介しよう。
テレビと一緒に買いたい録画用SSD
しかもコンパクトでテレビ周りがスッキリ!
テレビに直接つなげる外付けディスクは「録画用ハードディスク」というキーワードで検索すると出てくる。デスクトップPC用の3.5インチタイプは安いが、ケースに入って大きい上にコンセントが必要だ。したがって、弁当箱みたいな外付けディスクが、コンパクトな薄型テレビの下に置いてあって邪魔なうえに美しくない。
ノートPCに入っている小型の2.5インチタイプは、小さくてコンセントが不要だが、その分値段が張る。3.5インチの弁当箱よりは小さいが、やはりテレビの下にモバイルバッテリーのような箱が置いてあるので見た目もいまいち。
しかも2.5インチハードディスクは5TBが最大容量。2016年以降、最大容量の記録は更新されていない。
筆者がオススメするのは、ハードディスクでもUSBメモリーでもなく、外付けタイプの小型SSDだ。USBメモリーでも2024年1月現在2TBまであるので、250時間ほどの録画(1時間8GB換算)ができる。とはいえHDDレコーダーに比べると、かなり小容量だ。
そこで最近注目を集めているのがUSBで接続可能なSSDだ。とくにオススメしたいのがSamsungのポータブルSSD「T5 EVO」。3.5インチSSDのように平べったいものでなく、Bluetoothイヤホンのケースサイズで見た目はキーホルダーのよう。
容量は2、4、8TBがラインナップされていて、8TBならおよそ1000時間、つまり24時間録画しっぱなしでも42日分録画できる計算。HDDレコーダーのように圧縮して記録しないが、これだけ録画できれば容量不足ということはないだろう。半分の4TBでも500時間録画できるので、1時間のドラマ1クールを録画しても41タイトル撮れる。普通の人なら数年分を保存できる計算だ。
SSDの容量による録画時間の差 | ||||||
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容量 | 録画時間 | 1時間ドラマ1クール換算 | ||||
2TB | 250時間 | 約20タイトル | ||||
4TB | 500時間 | 約41タイトル | ||||
8TB | 1,000時間 | 約83タイトル |
なお、T5 EVOに付属のUSBケーブルは両端ともType-Cなので、テレビに設置する際はType-CからType-A(通常のUSBコネクターのオス)に変換するか、別途ケーブルを用意する必要がある。さらにBSハイビジョンなどの4K放送を録画する場合は、USB 3.0以上に対応したケーブルが必要になる点に注意しよう。
T5 EVO本体にはキーホルダーのように引っかける穴があるので、テレビの裏などに引っかけて置けばOK。SSDの駆動電源はUSBから供給されるので、別途電源が不要というのもポイント。接続はUSBケーブル1本で済む。