2024年も白色PCを組もう!
真っ白ボディとLEDを装備したPalit「GeForce RTX 4070 Ti SUPER GamingPro White OC」に注目
2024年01月31日 13時00分更新
ウルトラワイド解像度ゲーミングにもおすすめ
GeForce RTX 4070 Tiとのゲーミングパフォーマンス差を軽くみてきた「GeForce RTX 4070 Ti SUPER GamingPro White OC」検証の最後は、ウルトラワイド解像度でのパフォーマンスをみてみた。
CES 2024で複数の製品が並んでいた有機ELパネルを採用したウルトラワイドディスプレー。2023年もDellの34.18型UWQHD有機ELディスプレー「ALIENWARE AW3423DWF」など、注目を集めた有機ELウルトラワイドゲーミングディスプレーだが、2024年はパネルの進化とともに選択肢が増える気配濃厚となっている。
そこで、愛用しているウルトラワイド解像度の定番となる3440×1440ドットのUWQHD解像度で、主要ゲームタイトルを遊んでみた。
ウルトラワイド解像度はゲーム側の対応が必要になるが、一部ゲームは設定ファイルへの追記や、MODを使うことで対応可能になっている。ここでは人気FPSゲームタイトル「Apex Legends」をはじめとして、ウルトラワイド解像度対応ゲームのフレームレートを計測してみた。
ゲームタイトルは「Apex Legends」、「鉄拳 8(体験版)」、「アーマード・コア 6」、「バイオハザード RE:4」、「F1 23」、「アサシン クリード ミラージュ」、「サイバーパンク 2077」、「Alan Wake 2」、「Microsoft Flight Simulator」だ。それぞれのゲームタイトルは、基本 最高画質を選び、レイトレーシングを使える場合は有効に設定したほか、アップスケール技術(フレーム生成)を使える場合は使用した。
フレームレートは、「アサシン クリード ミラージュ」と「F1 23」は内蔵ベンチマークを使用し、それ以外は「CapFrameX」を利用して計測した。
まずは軽量~中量級タイトルからみていこう。「Apex Legends」は、画質設定の「スポットシャドウディテール」を 「極」ではなく「最高」に、そのほかは最も高くなるように設定したが、144Hz張り付きプレイを狙える結果だ。さらに対戦格闘では60fps固定になる「鉄拳 8(体験版)」、120fps固定の「アーマード・コア 6」も、ほぼ張り付きプレイを実現できている。
また、「アーマード・コア 6」と同じく、ウルトラワイドと相性が非常に良いが、GPU負荷が高めになるレイトレーシングを効かせた「限界突破」を選択した「バイオハザード RE:4」も100fpsを超え、同ゲームで良くあるカクツキも少なかった。
「Alan Wake 2」は、DLSS バランス、フレーム生成、DLSSのレイ再構成を効かせてようやく平均81fpsだが、ウルトラワイドでのプレイは映画のような臨場感だ。そして「Microsoft Flight Simulator」では、街の描画負荷が高めのニューヨークの空を飛んだが、平均70.9fpsと大空の旅を満喫できるフレームレートとなっている。
最後におまけとして、いま何かと話題となっている「パルワールド」も遊んでみた。その結果が以下だ。
「パルワールド」は、ウルトラワイド解像度を選択できるものの、カメラ位置がキャラに近くなってしまう。そのため、快適にプレイするには、Engine.iniファイルへの追記が必要になる。ここではiniファイルに追記したうえで、解像度3440×1440ドット、最高画質、DLSS オフでプレイした際のフレームレートを記録してみたが、平均フレームレートは111.2fpsを記録し、「パルワールド」の世界を快適に楽しめた。
「GeForce RTX 4070 Ti SUPER GamingPro White」で
白色ゲーミングPCを組もう
主流になりつつあるWQHDゲーミングだけでなく、UWQHD解像度のウルトラワイドゲーミング、そしてゲームタイトルによっては4Kゲーミングも狙えるGeForce RTX 4070 Ti SUPERビデオカード。そんなカードの1枚となる、Palit「GeForce RTX 4070 Ti SUPER GamingPro White」は、静かに強力に冷却する真っ白GPUクーラーで、ホワイトコーディネイトPCに安心しておすすめできる1枚になっている。
WQHD、UWQHDゲーミングをターゲットにした、白色コーディネイトのハイエンドゲーミングPC自作を考えている人は、選択肢のひとつに入れておこう。