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通信が遅くなりにくく、手軽で安心して使える個人向けVPNサービスの“違い”はどこにある?

VPNは遅い…は過去の常識! 動画サービスもオンラインゲームも「PC Matic VPN」で快適に

2024年01月29日 11時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

提供: ブルースター

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 カフェやホテルにあるフリーWi-Fi(公衆無線LAN)を安全に使う、などの目的で利用される個人向けVPNサービス。ただし、VPNを使うと通信スピードが大きく落ちるので、動画視聴サービスやオンラインゲームが快適に楽しめない、Webミーティングや大容量ファイルのダウンロードには向いていない――。かつてはそんな“常識”がありました。

 こうした過去の常識(課題)は、最新のVPNサービス「PC Matic VPN」では解消されています。通信が遅くなりにくく(場合によってはより高速化し)、なおかつ手軽に利用できて、セキュリティやプライバシーも安心。PC Matic VPNが過去のVPNサービスとどう違うのか、快適に使える理由はどこにあるのか、ぜひ知っておきましょう。

個人向けVPNサービス「PC Matic VPN」のアプリ画面(PC用、スマートフォン用)

最大5台のPC/スマートフォンを高速、安心、手軽にVPN接続

 PC Matic VPNは、米国のセキュリティソフトメーカーであるPC Matic社が提供する、個人向けのVPNサービスです(日本国内ではブルースター社が販売)。まずはサービスの概要を見てみましょう。

 PC Matic VPNの利用ライセンスは、オンラインですぐに購入できます(https://pcmatic.jp/vpn/)。このライセンス1つで、モバイルPCやスマートフォン(Windows、macOS、iOS、Android対応)が最大5台までVPN接続できます。契約者本人だけでなく、5台までなら家族、さらには友人とライセンスをシェアしてもOKなので、コスパ良く使えます。

PC Matic VPNは年額7980円でオンライン購入(https://pcmatic.jp/vpn/)できる。30日間の全額返金保証もあるので気軽に試そう

 PCでもスマートフォンでも、VPNへの接続操作は(1)アプリを起動して(2)接続ボタンをクリック/タップするだけ、のシンプルさ。通信状態が最も良いVPNサーバーを自動的に選んで接続しますから、誰でもすぐ、手軽に使えます。また通信容量制限もありませんから、VPNを常時オンにしてネットを使ってもよいでしょう。

 接続先となるVPNサーバーは、日本を含む世界53カ国/84カ所に設置されています。海外旅行などでVPNを使う場合でも、自動的に現地のVPNサーバーに接続されるので通信スピードが落ちにくいですし、ここで日本のVPNサーバーを指定すれば、利用地域制限のある日本のオンラインサービスにもアクセスできます※注

※注:利用地域制限のあるすべてのサービスにアクセスできることを保証するものではありません。またサービスの利用規約上、そうしたアクセス方法が禁止されている場合は利用をお控えください。

VPNサーバーは世界53カ国/84カ所に設置(2024年1月現在)。最適な接続先を自動選択させることも、ユーザーが指定することもできる

 セキュリティやプライバシーも安心できます。PC Matic VPNでは、ユーザーのアクセス先を一切記録しない「ノーロギングポリシー」やユーザーの行動を一切監視しない「ノートラッキングポリシー」を宣言しています。さらに、VPNが切断された場合はインターネットアクセスも自動切断する「キルスイッチ」、DNSリクエストから接続元IPアドレスが漏洩するのを防ぐ「DNSリーク保護」といった、ユーザーの匿名性を強力に守る機能を備えています。

 PC Matic VPNの接続品質とスピード、プライバシー保護、そして使いやすさは、客観的にも高く評価されています。セキュリティ製品の独立調査機関であるドイツAV-TESTが発行したレポートでは、同社がPC Matic VPNをテストした結果として、次のように記されています。

○接続品質とスピード:高水準の接続安定性とスピードを維持するため、高解像度でのストリーミング、オンラインゲーム、大容量データ転送などでも、大幅な速度低下なしで利用できる。
○暗号化とプライバシー保証:業界標準の256ビット暗号化を採用し、ユーザーデータを効果的に保護する。さらに、ユーザーのIPアドレスを不明瞭にすることで追跡をブロックし、ネット上での匿名性を高める。
○インタフェースと使いやすさ:わかりやすいインタフェースで簡単に設定ができる。豊富な技術経験を持たないユーザーを含めて、多様なユーザー層に対応。

――AV-TEST発行のレポート「VPN Test Report 2023」より

PC Matic VPNは接続スピード、プライバシー、使いやすさで高い評価を受けている(画像はAV-TEST発行のレポートより)

通信が遅くなりにくい理由=最新の「WireGuard」プロトコルを採用

 ここまではVPNサービスとしての一般的な特徴を紹介しましたが、続いてはPC Matic VPNの大きな特徴である「VPNなのに通信が遅くなりにくい」理由を説明しましょう。

 理由の1つめは、軽量なVPNプロトコルである「WireGuard」を標準採用していることです。

 VPN通信では、通信するデータ(パケット)をカプセル化/暗号化する処理を行うため、VPNなしの場合と比べるとどうしても通信スピードが低下します。ただし、どの程度スピードが遅くなるのかは、その処理方式(=プロトコル)によって異なります。

 PC Matic VPNが採用するWireGuard方式※注は、旧来のVPN方式よりも通信スピードの低下が少ないVPN方式です。他の方式とどのくらいのスピード差が出るのか、今回は実際にPC Matic VPN(Windows版)を使って、通信方式を切り替えながらスピードをテストしてみました。

※注:WireGuard方式のほかに、IKEv2、OpenVPNの各方式に対応しており、設定変更で通信方式を切り替えることが可能です。また、最適な方式を自動選択させる設定もできます。

最大300Mbpsのインターネット回線で、国内サーバーからのダウンロードスピードテストを実施(左上からVPNなし、WireGuard、IKEv2、OpenVPNの結果)。WireGuardはVPNなしの場合と大きく変わらない結果だった

 テストの結果、他方式(IKEv2やOpenVPN)ではVPNなしと比べて40~60%もスピードが低下しましたが、WireGuardはわずか5%のスピード低下で済みました。わずかなスピード低下で済むということは、動画視聴サービスやオンラインゲーム、Webミーティング、大容量ダウンロードといった目的でも快適に使えるということです。

 さらにWireGuard方式は、通信の回復力が高いことも強みとしています。移動によってVPN接続が途切れがちなスマートフォンやタブレットでも、再接続が即座に行われるので、VPNを意識せず快適に使えるわけです。

遅くなりにくく、高速化も期待できる理由=CDNの専用ネットワークを活用

 PC Matic VPNの通信が遅くなりにくいもうひとつの理由は、VPNサーバーを接続している「高品質なネットワークインフラ」にあります。

 PC Matic VPNのVPNサーバーは、グローバルに分散するCDN(コンテンツ配信ネットワーク)の拠点(エッジサーバー)を利用して、世界84カ所に設置されています。CDNは、動画配信やゲーム、その他のクラウドサービスを世界中のどこでも快適に利用できるように、コンテンツデータを世界中の拠点に配信/キャッシュするサービスであり、その拠点間は超高速/低遅延の専用バックボーンネットワークで接続されています。

 そのためPC Matic VPNのサーバーは、インターネット上の通信環境が非常に良い場所※注に設置されていることになります。PCやスマートフォンがVPN接続する場合の“出入り口”はVPNサーバーになりますが、そこに到達するまでの通信環境が良ければスピードの低下が抑えられます。これが、PC Matic VPNの通信が遅くなりにくい2つめの理由です。

※注:具体的には、インターネットのバックボーンネットワークどうしの接続ポイント(IX:インターネットエクスチェンジ)に直結するかたちで設置されています。

 さらに言うと、PC Matic VPN経由のアクセスは遅くなりにくいだけでなく、VPNなしの場合よりも「高速化する」ケースすらあります。……これは“ありえない”現象だと思われるかもしれませんが、CDNのバックボーンネットワークを利用しているPC Matic VPNでは、場合によっては“ありえる”のです。

 具体的にはアクセス先のサーバーが海外(遠方)にあり、なおかつCDNを利用していないケースです。通常のインターネット経由(VPNなし)でアクセスすると、数多くのネットワーク(ホップ)を経由したうえで海外サーバーにたどり着くことになり、スピードが低下しがちです。一方、PC Matic VPNで接続先のVPNサーバーをその国に設定すると、CDNのバックボーンネットワーク経由でアクセスすることになり、ホップ数の減少と高速/低遅延化が期待できることになります。

一般的なインターネット経由のアクセスと、CDNの専用バックボーン経由でのアクセスの違い。CDNは“専用の高速道路”経由でアクセスするイメージ

 ブルースター社内では、デンマークのサーバーから5GBのファイルをダウンロードする作業に、これまで5時間以上かかっていたものが、PC Matic VPN経由だと半分以下の時間でダウンロードできるようになりました。もちろん、このように高速化されるのは限られたケースですが、WireGuardプロトコル+高速なネットワークインフラを採用していることの強みを表す結果と言えるでしょう。

 たとえば海外のゲームサーバーに接続してオンライン対戦を楽しむ――といった場合に、PC Matic VPN経由でアクセスしてみると、遅延が抑えられる効果があるかもしれません。

* * *

 1G、10Gの家庭用インターネット回線や5Gモバイル回線の普及が進み、インターネット上のあらゆるサービスが「高速/低遅延なネットワーク」を前提としたものになっています。したがってVPNサービスも、もはや「セキュアだけど遅い」では不十分であり、「セキュアで、なおかつ速い」が必須の条件です。

 PC Matic VPNは、高速でシンプル、安心できるVPNを“ふだん使い”する、そうした新しい時代のニーズに応える個人向けVPNサービスと言えるでしょう。オンラインですぐに購入でき、30日間の全額返金保証もあるので、ぜひ気軽に試してみてください。

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