ハイレゾや空間オーディオに対応する作品も充実
元のApple Musicと同様、Apple Music Classicalにも最大192kHz/24bitのハイレゾロスレス配信や、ドルビーアトモスによる空間オーディオ配信に対応する楽曲があります。特に大編成のオーケストラが演奏する交響曲は、空間オーディオリスニングとの相性がとても良いと思います。
アップルはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ザルツブルク音楽祭、ニューヨーク・フィルハーモニック、ロンドン交響楽団、メトロポリタン歌劇場など、世界屈指のオーケストラやクラシック音楽の劇場、イベントを主催する団体と提携しています。それぞれパートナーシップを通じて、Apple Music Classicalだけの独占コンテンツや未発表音源の配信がサービスの開始後から予定されているそうで、とても楽しみです。
現在Apple Musicを利用している方は、1月24日以降にぜひApple Music Classicalアプリを導入してみてください。日ごろからクラシック音楽をよく聴く方はタイトルの検索や、作品情報を調べる機能が一段と便利になった実感が得られるでしょう。普段はクラシック音楽をあまり聴かない方も、まずは試してみる価値があるサービスだと思います。

筆者紹介――山本 敦
オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。
