このページの本文へ

自動運転EVバスの中で“立体音響”、2月3日・4日に横浜で開催

2024年01月19日 17時30分更新

文● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

自動運転EVバス「ARMA」

 マクニカ、MMスマートソリューション・コンソーシアム実行委員会(MMコンソーシアム)は1月19日、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)協力のもと、日本初の「5G×立体音響搭載エンタメ自動運転EVバス公道走行」共同実証実験を実施することを発表した。

 本実証実験は、みなとみらい21地区での5G通信と連動した自動運転実装を見据えた実証実験。2月3日・4日に開催される「YOXO FESTIVAL 2024 ~横浜でみらい体験~」の一環として自動運転EVバスを運行する。

 当日は、DATTARUJINが提供するエンターテインメントコンテンツ「M↔M Sound Entertainment Tour」を活用した日本初のエンターテインメント自動運転EVバスの公道走行を実施。みなとみらいエリアを自動運行しながら、自動運転EVバス「ARMA」内にて様々なコンテンツを楽しめるエンターテインメントバスとしての可能性を探る。

 車両内では、ソニーが提供する360 Reality Audioの楽曲を配信。360 Reality Audioは、ソニーの360立体音響技術を使い制作時にボーカルやコーラス、楽器などの音源ひとつひとつに位置情報をつけ、球状の空間に配置。立体的なアーティストの生演奏に包み込まれるような没入感のある音楽体験が可能だ。今回の走行実験では、「Music Port YOKOHAMA」をイメージしたオリジナルの楽曲制作・再生に加え、YOASOBIのヒット曲も車両内で試聴できる。

マクニカ製遠隔運行管理システム「everfleet」

 また、マクニカ製遠隔運行管理システム「everfleet」により、自動運転EVバスを遠隔監視す。横浜ハンマーヘッド内マクニカブースにて、自動運転EVバスの遠隔監視ディスプレーを設置し、来訪者に自動運転EVバスの運行状況を案内する。遠隔運行管理システムは、自動運転EVバスの無人運行を目指すために必要なプラットフォームで、特にカメラを使った映像伝送は重要な役割を果たしており、同地区においてNTT Comの「ネットワークカスタマイゼーション」による5G通信網を活用した映像品質の検証を実施する。

走行コース(予定)

 走行ルートは、観光スポット周遊バス「あかいくつ」のバス停「ワールドポーターズ」を乗降場所とし、新港地区をおよそ20分かけて一周する(走行ルート:およそ1.4㎞)。運行時間は10時~16時30分で、事前申し込み制。ウェブサイトにて予約を受け付けている(申込者多数の場合、抽選となる)。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン