この記事は『週刊アスキー』1461号(2023年10月17日発売)に掲載されたものです。製品情報や発売日、価格などは変更されている場合がありますので、ご了承ください。
対応周辺機器を選ぶポイントも
あわせてチェックしよう
2012年発売の「iPhone 5」から採用されたLightningに代わり、端子がUSB Type-C(以下、USB-C)となったiPhone 15シリーズ。Macや一部のiPadではUSB-C化が進んでいたものの、エコシステムの中核であるiPhoneがUSB-Cに移行することで、周辺機器が共用しやすくなった。特に15 Proシリーズは、弱点だったデータ転送速度が向上。4K動画などの大容量ファイルの受け渡しが高速化したのも大きなメリットだ。
15シリーズへの乗り換えで気になるのが、どの周辺機器が利用できるか、手持ちの機器が流用できるのかという点。互換性やデータ転送速度、充電速度などを確認し、セットで導入したいUSB-Cガジェットを詳しく見ていこう。
端末と世代で異なる
USB仕様をチェック
iPhone 15シリーズは全機種USB-C端子を搭載。安価なUSB-CケーブルとUSB PD(出力20W以上)の充電器で急速充電できる。また、両モデル共通でUSB-Cからの画面出力が可能なほか、USB-C接続機器への給電も可能だ。
USB 3の最大10Gbpsデータ転送は15 Proシリーズのみで、15シリーズはUSB 2のみ。大容量動画などをPCに転送する機会が多いなら15 Proを選ぼう。
■iPhoneのインターフェースの違い
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