ヤマハは1月16日、音楽制作からパフォーマンスまでを1台で実現するオールインワンギア「SEQTRAK(シークトラック)」を発表。1月26日に発売する。
本体は、「ドラムマシン」「シンセサイザー&サンプラー」「サウンドデザイン&エフェクター」を操作できる3つのユーザーインターフェースで構成。さまざまな楽器の音色や効果音など2000種類以上もの豊富なプリセットや、直感的でシームレスな音楽制作を可能にする独自のユーザーインターフェースとシーケンサーを備える。サウンドエンジンには、アコースティック楽器からシンセサイザーまで多彩な音色を再現・合成するAWM2音源(最大128音ポリフォニー)と個性的なデジタルサウンドを生み出すFM音源(4オペレーター、最大8音ポリフォニー)を搭載。
多様なエフェクトと組み合わせたり、専用アプリケーションを用いたディープなエディットでオリジナルサウンドを作れるほか、ボディーにはスピーカーやマイク、音源、充電式リチウムイオンバッテリーを搭載し、時間や場所を選ばず音楽制作と演奏を楽しめる。
無料のSEQTRAK専用アプリケーション(iOS/Android/Mac/Windows対応)では、オリジナリティーをより深く追求できるように視覚的に操作できるGUI Editorを搭載。本体のノブやキーの操作でアプリ画面をリアルタイムに変化させるほか、アプリからもサウンドデザインやトラックのパターンを直感的に調整。また、追加コンテンツや手持ちのサウンドデータをアプリ経由で本体に追加できる。
専用アプリケーションで使える機能「VISUALIZER」では楽曲とシンクロする映像を作ることができ、映像と音楽がセットになったパフォーマンスも可能。また、外部機器と有線接続できる基本的な端子に加え、アプリとワイヤレス接続できるBluetooth MIDIや大容量のデータ転送を可能にするWi-Fi機能も搭載しており、現代の制作スタイルにフィットする接続機能が充実。
価格は5万5000円。