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Gmailが迷惑メール対策を強化、2月から大量送信者に「ワンクリック解除」義務

2024年01月15日 11時30分更新

文● 田口和裕

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 グーグルは1月12日、同社のメールアプリ「Gmail」において、より安全で迷惑メールの少ない受信トレイを実現するために、大量送信者に対し新しいポリシーを導入することを発表した。

大量送信者への新ポリシー策定

 Gmailは毎日約150億件の迷惑メールをAIを使ってブロックしており、これによりスパム、フィッシング、マルウェアの99.9%以上が受信箱に届かないようにしている。

 2023年からはGmailアドレスに送信されるメールに対して認証を義務付けし、未認証メールの数が75%減少した。その結果、数十億件の悪意あるメールをより高い精度でブロックできるようになったという。

 また、2024年2月までに、個人向けGmailの大量送信者に対し、メール認証設定の義務付けや、配信停止リクエストの処理を迅速化するポリシーを導入する。

 これにより、不要なメールの受信を容易に停止できるようになるという。

 さらに、送信者に対してスパム率の明確なしきい値を適用するという業界初の試みで、迷惑メールを減らすことを目指している。

 グーグルによると、Yahooなどの業界パートナーもこれらのポリシーの導入の必要性を認識しているという。これらの変更は、メールの世界での協力による継続的な取り組みとして位置づけられている。

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