アレは売れた？2023年PC自作市場のリアルをインテルPCマイスター浪人生がGIGABYTEに直撃

2023年12月31日 10時00分更新

提供: 日本ギガバイト

【1～3月】第13世代Core追加モデルとB760マザー、RTX 4070 Tiで盛り上がる

イッペイ：年頭はCES関連で毎年ネタが多くて助かっているのですが、やはり第13世代インテルCoreプロセッサー関連の話題が大きいところですかね。

渡辺技師：そうですね。インテルB760チップセット対応マザーボードが発売しましたし、Eコアが増えたCore i5のラインなど、ライトユース向けでかなり注目が集まったように思います。

イッペイ：B760の売れ行きはどうでした？

渡辺技師：最初の内はまだ前世代のB660が幅を利かせていたんですが、夏ごろにはDDR5メモリーの価格が落ち着いて、それに伴ってDDR5版のB760の人気が上がった感じです。

GIGABYTEはインテルB760チップセットを搭載したマザーボードを7製品発売

イッペイ：1月のネタだと、GeForce RTX 4070 Tiもありましたね。

川村さん：RTX 4070 TiはRTX 4080の12GB版のなりそこないというイメージで、当初は動きが鈍かったですね。でも、RTX 30シリーズの在庫が減ってきて、今では売れ筋モデルになりました。

GeForce RTX 4070 Ti搭載ビデオカードは4製品発売した

イッペイ：2月になると、RTX 40シリーズを搭載したノートPCもたくさん出てきましたよね。

川村さん：うちの製品ですと、ゲーマー向けの「AORUSシリーズ」とクリエイター向けの「AEROシリーズ」とか。そのあたりですかね。

イッペイ：パワフルなノートPCが欲しいって人はいつの時代も一定数いらっしゃいますよね。

岡田さん：やっぱり多少高価でも、デスクトップPCよりも省スペースで運用できて、性能も妥協したくないって需要はありますね。

イッペイ：ちなみに、AORUSシリーズとAEROシリーズってどちらも高性能なCPUとGPUを採用していると思うのですが、具体的な違いはどこになりますか？

岡田さん：AORUSシリーズは最上位のCPUだったり、よりパワーに振ったイメージですね。それでもきっちり冷やす機構なので、安心して使っていただけると思います。AEROシリーズはカフェでも開けるデザインとか、色再現性の高いディスプレーでクリエイティブワークに特化させています。

15.6型のWQHD液晶を採用したノートPC「AORUS 15X ASF-B3JP654JP」。Core i9-13900HXとGeForce RTX 4070 Laptopを搭載

16型4K有機ELパネルを搭載したクリエイター向けノートPC「AERO 16 YE5-A4JP948HP」。CPUはCore i9-12900Hで、GPUはGeForce RTX 3080 Ti Laptopと、AORUSよりも控えめ

イッペイ：続いては3月ですが、ショップ専売のお買い得マザーボードの登場で結構業界がざわっとした記憶があります。

渡辺技師：弊社はB660の頃からだから、実はだいぶ早く始めていたんですよね。お店によってお客さんの層というか、特色が異なるので一律で同じものを売ろうって考えは結構難しいんですよ。なので、お店によって力を入れるモデルを変えたほうがお互いにとっていいのでは？と考えたのがきっかけですかね。

イッペイ：お店の特性に合わせてきちんと調整すれば、大量に安定して卸せるから結果安い価格設定にできるわけですね。勉強になります。

インテルB760チップセットを搭載する、ドスパラ限定のMicro-ATXマザーボード「B760M DS3H DDR4」

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