PayPayは12月21日、キャッシュレス決済サービス「PayPay」の「送る・受け取る」に、送金する際、PayPayマネーを優先して送れる機能を搭載したことを発表した。
本機能は順次アップデートを開始し、12月末までには全てのユーザーに対応する予定としている。本機能の利用には、アプリを最新バージョンにアップデートする必要がある。
PayPay残高にはPayPayマネーとPayPayマネーライトの2種類があり、PayPayマネーは本人確認後、銀行口座やコンビニATMなどの手段でチャージした残高で、出金(払い出し)や税金などの支払いに使用できる。PayPayマネーライトは、PayPayカードやクレジット(旧あと払い)などの手段でチャージした残高。
これまでユーザーがPayPay残高を送金する際には、PayPayマネーライトが優先して送れる仕組みになっていた。今回の機能追加により、PayPayマネーを優先して送れるようになるため、PayPayマネーを受け取ったユーザーは、銀行口座に出金できるようになった。また、「PayPay資産運用」や一部のオンラインサービスなどを幅広く利用できるようになる。
忘年会・新年会の割り勘やお年玉などで送金の需要が高まる年末年始に合わせて、ユーザーの利便性をさらに向上するため、本機能を追加。ユーザーがPayPayマネーライトを優先的に送りたい場合は、設定を変更できる。また、PayPayマネーの残高が足りない場合は、PayPayマネーライトと合わせて送金できる。
なお、本機能は本人確認(eKYC)をしたユーザーのみ利用でき、受け取る側もPayPayマネーで受け取りたい場合は、本人確認が必要となる。受け取る側が本人確認をしていない場合は、PayPayマネーを送った場合でも、PayPayマネーライトでの受け取りとなる。