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最先端 “エモ”ガジェット徹底レビュー 第22回

あったけぇ……電熱半てん「ほかてん」を着て公園に行った

2023年12月14日 18時10分更新

文● ジャイアン鈴木 編集●こーのス

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ヒーターが血管経由で背中全体を温めてくれます

 さて電熱半てん「ほかてん」を実際に使ってみた感想ですが、まず普通の半てんとしてもしっかりと防寒性能を備えています。ヒーターを付けなくても結構寒さをしのげますね。

 で、ヒーターの電源を入れれば、背中をじんわりと温めてくれて、血管経由で背中全体に温かみが伝わっていきます。10~15℃ぐらいの部屋であれば、「ほかてん」のヒーターをオンにするだけで、エアコンは必要ないと感じました。

 ちなみにサーモグラフィーカメラで使用時の温度を計測したところ、「高」(約50℃)に設定した際の最大温度は38.8℃でした。裏地越しに計測しているぶん、スペック上の温度に届いていないのだと思われます。でも十分暖かいですよ。

左ポケットに入っている電源ケーブルの防水キャップをはずしてモバイルバッテリーを接続

 左ポケットに入っている電源ケーブルの防水キャップをはずしてから、モバイルバッテリーを接続します。正常に接続されると電源ボタンが赤→白→青と点灯して消灯します。電源ボタンを長押しするとボタンが赤に点灯し、ヒーターの温度が上がります。

消灯が電源オフ、赤が「高」(約50℃)、青が「中」(約45℃)、緑が「低」(約40℃)です

「高」(約50℃)に設定した状態でサーモグラフィーカメラで撮影してみたところ、裏地の最大温度は38.8℃でした(室温23.2℃で測定)

 「ほかてん」はモバイルバッテリーで運用できるので、外出着としても利用可能。まあ凍えている(悶えている?)下記写真は冗談ですが、「ほかてん」を着ていれば外気の寒さをある程度しのげること自体は本当です。ただヒーターの暖かさを最大限に感じるためには、できるだけ肌着に近い層で「ほかてん」を着たほうがよいですね。

 外ではどうでしょうか? 近所の広い公園に半袖短パン+「ほかてん」で乗り込んでみました。この日の最高気温は10℃です。

背中がほかほかして短パンでもあったかい

ちょっと脱いじゃおう。キャー!

さ、寒い……! くそぅ、12月め……!

「ほかてん」を着れば、あったけえええええ!……というのは大げさなイメージですが、実際、ただの上着を着るよりも当然あったかいので、こんな気分でした

 なお、本製品は、洗濯機での弱洗いが可能。普段使いで汚れてしまっても、綺麗に手入れできます。ただしUSB端子に防水キャップをかぶせる、洗濯ネットを使用する、脱水機や乾燥機を使用しない、弱洗い後は絞らずに日陰で「ぬれ吊り干し」するなどの注意事項があります。必ず説明書を読んでから洗濯しましょう。

「ほかてん」には防水キャップが付いており、洗濯機での弱洗いが可能。ただし洗濯ネットの使用が推奨されています

いつまでも清潔に、「ほかてん」を愛用できるわけです

 (次ページ:エモく、レトロで実用的!)

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