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NTTとACCESS、IOWNの発展に向けた資本業務提携に合意

ACCESS
2023年12月12日

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日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:島田 明、以下「NTT」)と、株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員 :大石 清恭、以下「ACCESS」)は、本日、IOWN(※1)の発展を目的とした資本提携の締結に合意しました。


1.背景
 NTTグループでは、光を中心とした革新的技術を活用し、高速大容量通信・超低消費電力なネットワーク・情報処理基盤をめざすIOWNの具現化を進めています。NTTとACCESSは、2021年7月27日に業務提携を締結し、IOWN時代の新たなユーザインターフェース・ユーザエクスペリエンス(UI/UX)の研究開発、およびACCESSの100%子会社であるIP Infusionの体制を活用してNTTのソフトウェア製品をグローバル展開するためのバリューチェーンの先行整備を進めました。2023年3月にはNTTとIP Infusionの両社の技術を組み合わせたホワイトボックス装置対応のネットワークOS「Beluganos(※2)」の販売・サポートをNTT-ATより行っています。また、NTTが受託している総務省の「Beyond5G機能実現型プログラム」の委託研究(※3)の一部としてIP Infusionがソフトウェアの製造を担当し、研究開発を行ってきました。
 こうした協業の取り組みを発展・強化するために、この度、NTTによるACCESSへの出資、および両社の資本業務提携締結に合意しました。これにより、IOWN時代のUI/UXを実現するための研究開発、および「Beluganos」の更なる進化とグローバル市場における販売・サポートする体制を強化します。

2.資本業務提携の概要
 NTTとACCESSは、IOWNの発展に向けて、以下に取り組んでまいります。

 1. NTTがこれまで培ってきたUI/UX技術とACCESSのブラウザ技術・IoT技術を活用した、IOWNに必要とされるUI/UXを実現するための研究開発の推進

 2.これまでNTTが研究開発してきた技術とIP InfusionのネットワークOSの技術を活用した、ネットワークOS「Beluganos」に関する研究開発・商用化とグローバル市場での販売・サポートの強化
 
 この資本業務提携を推進するため、NTTは、ACCESS普通株式5,134,600株(発行済株総数の12.9%)を取得する予定です。

3.今後の予定
 NTTグループは、パートナーとの共創などを通じ、オープンイノベーションを推進し、自らのネットワークを変革する活動とお客さまのネッワークの高度化に取り組みます。開発、自社内での運用、販売・サポートの体制を強化することで、持続的な開発のサイクルを回し、将来の光電融合デバイスを搭載した低消費電力サーバの提供に向けて、今後もグローバルパートナーと連携してIOWNサービス・プロダクトの開発・社会実装を進めます。
 ACCESSは、2021年7月の業務提携の開始以来、IOWN時代のUI/UXを実現するブラウザ技術の研究開発や、IP Infusionを通じてのIOWN構想の具現化に向けたネットワークOS「Beluganos」のグローバルでの販売・サポート体制の構築を着実に進展させてきました。本資本業務提携を機に、これらの取り組みを深化・加速させるとともに、保有するブラウザ技術およびIoT技術をIOWNの様々なユースケースに実導入するための取り組みを推進します。

【用語説明】
※1 IOWN構想
あらゆる情報を基に個と全体との最適化を図り、光を中心とした革新的技術を活用し、高速大容量通信ならびに膨大な計算リソースなどを提供可能な、端末を含むネットワーク・情報処理基盤の構想です。
https://www.rd.ntt/iown/index.html

※2「Beluganos」はNTTの登録商標です。

※3 総務省令和3年度補正予算『Beyond 5G超高速・大容量ネットワークの自律性・超低消費電力を実現するネットワークサービス基盤技術の研究開発』

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