ハーマンミラー、イトーキ、SOCIAL INTERIOR、Steelcaseなどパートナーシップも
ロジクールのビジネス戦略はウェブカメラを主軸に攻める、3年後の目標は売上50億増
2023年12月08日 16時30分更新
ロジクールは12月8日、ビジネス向けの事業戦略発表会を開催した。
コンセプトは「THE NEW LOGIC WORK」
ロジクールはウェブカメラで攻める
発表会では、ロジクール 代表取締役社長の笠原 健司氏が登壇。笠原氏は今後の同社のビジネス向け製品のコンセプトとして「THE NEW LOGIC WORK」を掲げた。
笠原氏は、コロナ渦があったことで、働き方が様変わりしたことで、出社とテレワークのハイブリッドワークも増加したと説明。その中で、会社は“仕事をする場所”から“イノベーティブを生み出す場所”へと変化しつつあるという。
そんなハイブリッドワークのなかで、課題となっているのがテレビ会議だ。人同士のコミュニケーションは、言語だけでなく、目線や顔つき、口の動かし方、身振り手振りも重要な要素となる。非言語コミュニケーションを自然に理解しあうことで成立している。そこで課題となるのが、ビデオ会議だ。とくに会議室で複数人で実施するばあいは、これが伝わりにくい。
そこでロジクールが今後とくに注力していくのが、ビデオコラボレーション(ウェブカメラ)だと笠原氏は語る。笠原氏は「ロジクールのビデオコラボレーションのテクノロジーを駆使して、究極はそこにいるような体験を目指したい」と語った。
同社は、THE NEW LOGIC WORKの活動を通じて、今後3年間で売り上げを50億円増にするという目標を掲げた。加えて、ビデオコラボレーションツールにおけるリーディングカンパニーも目指すという。
ハーマンミラーやITOKIなどとパートナーシップを締結
協業してより快適なオフィスづくりを目指す
コンセプトに続いて発表されたのが、「ロジクール ONE “With Office”パートナーシップ」だ。笠原氏は、快適にイノベーティブを生み出すオフィスを実現するにあたって、テクノロジーは同社が担うとして、そのほかの項目も重要と話す。例に挙げたのが、オフィスデザイン・オフィス家具、オフィスビルディベロッパー、人材・組織コンサルティング、システムインテグレーター・ITコンサルティングだ。
その中でまず焦点を当てたのがオフィスデザイン・オフィス家具だ。今回は、イトーキ、ハーマンミラー、SOCIAL INTERIOR、Steelcase、Workspace Solutions Inc.。加えて、システムインテグレーター・ITコンサルティング分野では野村総合研究所とのパートナーシップ締結も発表した。同社は今後3年で、パートナーシップも30社を目標に締結していきたいという。