経理業務のデジタル化とインボイス・電子帳簿保存法対応により、価値創造の時間捻出へ
野村不動産HD、BillOneをグループ7社に導入 年間10万件の請求書をデジタル化
2023年11月21日 09時00分更新
Sansanは、11月16日、野村不動産ホールディングスがインボイス管理サービス「Bill One」をグループ7社に導入したことを発表した。同グループは、Bill Oneにより年間約10万件にのぼる請求書をデジタル化し、請求書関連業務の効率化とインボイス制度・電子帳簿保存法への対応を推進する。
これまで同社グループに届く請求書は、紙と電子データが混在しており、社内確認のために請求書の電子データを印刷する作業や、紙の請求書をスキャナーで電子データ化する作業などが、月次決算業務の負荷増加につながっていたという。また、スキャン業務に関わる人件費や、紙の保管コストも課題だった。
2023年10月のインボイス制度の開始や、同年12月末の電子帳簿保存法の宥恕期間終了によるさらなる業務の増加が後押しとなり、経理業務のデジタル化による業務効率化と、インボイス制度と電子帳簿保存法への対応を双方実現可能なBill Oneの導入に至った。
幅広い請求書形式に対応し、取引先に負担をかけずにペーパレス化できることや、直観的で分かり易い操作やマニュアルの充実度が決め手となったという。
今後同グループは、Bill Oneにより、紙・電子問わず、受領した請求書が自動でデータ化され、クラウド上で一元管理できるようになり、請求書のペーパーレス化と事務作業の削減を見込んでいる。また、Bill Oneの導入を機に、複雑化した業務フローをシンプルな形へと再設計し、業務工数の削減や月次決算業務の負荷低減を推進するという。もちろん、インボイス制度や電子帳簿保存法への対応に伴う業務負荷も軽減される。
Sansanの提供するBill Oneは、さまざまな方法・形式で届く請求書をオンラインで一括受領、データ化し、クラウド上で一元管理することで、請求書業務をデジタル化するインボイス管理サービス。