偽宅配業者からのSMSはスミッシングの定番
先日マカフィーから発表された「マカフィー 詐欺メッセージ対策」は、新たにAIを使ってSMSに届く詐欺メッセージを判別する新機能です。
『――ある日、あなたのスマホに配達業者からSMSが届きます。“不在でしたので持ち帰りました。こちらのURLからご確認ください”という文面に促されてリンクをタップすると、なぜかApple IDのログインページが出現して――』。これはSMSを使ったフィッシング詐欺「スミッシング」の典型的な手口です。
アップルのさまざまなサービスを扱うために必要なApple IDは、クレジットカードと紐づいていることが多いため、悪意ある人たちは宅配業者を装って上記のようなSMSをバラまき、ちょうどアップル製品を購入しようとしている、もしくは何も考えず反射的に入力してしまうような人が受け取ることを狙っているのです。
アップルが新製品を発表するタイミングはおおよそ決まっていますから、新製品が送付される日付も逆算できます。悪意ある人たちにとっては騙りやすいブランドと言えるでしょう。
さて、こうしたSMS経由のフィッシング詐欺は短文+リンクが定番ですし、最近は作成に生成AIが使われ始めているため、日本語もこなれています。私たちが文面から真偽を見分けることは困難です。
「マカフィー 詐欺メッセージ対策」は、こうしたフィッシング詐欺を未然に発見し、ブロックする機能です。特許取得済みのAIテクノロジーがフィッシング詐欺を検出し、私たちがリンクをタップしてしまう前に警告を発します。誤ってタップしてしまった場合でも、偽のWebサイトをブロックしてくれます。
この新機能は「マカフィー モバイル セキュリティ」の7日間無料トライアルに含まれていますので、ご自身のスマホから気軽に試せます。また、既存のマカフィー製品(McAfee+、マカフィー トータルプロテクション、マカフィー リブセーフ、マカフィー モバイル セキュリティの各プラン)のユーザーは無料で利用可能となっています。
すでに日本人は毎日平均5.7件の偽メッセージを受け取っており、またその対処に毎週40分もの時間を費やしています(詐欺メッセージに関するグローバル調査/マカフィー調べ)。しかも前述の通り、もはや真偽を見分けることも難しくなっています。フィッシング詐欺のメッセージを自動的に検出・阻止してくれる「マカフィー 詐欺メッセージ対策」は、AI時代の詐欺に対抗する頼れる味方と言えるでしょう。