JR東日本クロスステーション フーズカンパニーは、11月7日、「ベッカーズ 柏店」が11月22日に閉店することに伴い、ハンバーガーレストラン「ベッカーズ」のブランドをクローズすると発表しました。
ベッカーズは1986年11月、新宿三井ビルディング(東京)に1号店をオープン。自家焼成バンズを使用した「ベッカーズバーガー」を看板商品に、最拡大期には約40店舗を関東近郊に展開していました。この度、37年の歴史に幕をおろすことになりました。
ベッカーズ柏店では11月9日より、ブランド名「ベッカーズ」の名前をつけた最後のハンバーガー「ラスト・ベッカーズバーガー」を販売を予定しています。1990年代に販売していたベッカーズバーガーを、今の食材で可能な限り再現したということで、自家焼成バンズでチーズミート2枚、マヨネーズ、レタス、レリッシュ、トマトケチャップなどをサンドしたバーガー。
「ラスト・ベッカーズバーガー」は、単品価格450円。注文した人に、クリアファイルのプレゼントもあるようです。
関東では都市部の駅を中心に、一時期はよく見かけたチェーンだったので、今回の報道に驚いた人も多いのではないでしょうか。個人的には、かつて編集部が近かった飯田橋東口店(すでに閉店済)が思い出深いです。飲食チェーンではジビエアを扱った「鹿肉バーガー」をチェーン店ではいち早く扱っていたのも印象的。親しんだブランドほクローズはさみしいですが、機会がある人は柏店の「ラスト・ベッカーズバーガー」を味わってその歴史に思いを寄せてみてはいかがでしょうか。