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加速度センサーを使った地震計にソフト書込済みの完成品が発売

2023年11月02日 10時00分更新

文● 鈴鹿 廻 編集● ASCII

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 加速度センサーを使用した技術系サークル「PRIORIS」による地震観測機器「EQIS-1(ソフト書き込み済み完成品)」が家電のケンちゃんに入荷。OLEDカラーの違いでOLED青とOLED白の2モデルをラインナップ、価格はいずれも8580円だ。

同人ハードの地震計で、買ってすぐ使える“完成品”。地震計として機能するためのソフトウェアが書き込み済みになっている

 加速度・ジャイロセンサー基板に、Raspberry Pi Picoと同じRP2040チップを使用した小型マイコンボードのSeeed XIAO RP2040とOLEDを実装、専用ケースに格納した地震観測機器。内蔵センサーで地震を検知、震度を計算して現時点の震度と直近の最大震度をOLEDに表示してくれる。

 8月末に発売された地震計開発キット「EQIS-1」とハードウェア的には同じながら、地震計として機能するためのオープンソースソフトウェア(ライセンス取得済み)が書き込み済みになっているのが特徴。購入してすぐに地震観測機器として使用可能だ。

電源はUSB給電で、現在の震度と最大震度を表示するOLEDを搭載。ライセンス取得済みのソフトがあらかじめ書き込まれている

 サークルによると、「製品に含まれる特許4229337号、特許5946067号の仕組みは防災科学技術研究所および各特許権者とのライセンス契約に基づいて使用している」とのこと。「EQIS-1」が発売された際はユーザーがソフトウェア(または自作のプログラム)を書き込む必要があったため、より扱いやすくなった。

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