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長年の知見と最近のトレンドを踏襲、FRONTIER 30周年記念モデルはゲーム性能もデザイン性も高い
メッシュから覗くライティングが素晴らしいデザイン
まずは外見のチェックから。FR30B760/CのPCケースは一般的なMicroATX用PCケースよりも若干背が低いマイクロタワーケースで、見た目にもかなりコンパクトなのが印象的。筐体サイズはおよそ幅205×奥行415×高さ365mmとなっている。
一般的なマイクロタワーケースの高さは「約400~420mm」なので「約50~70mm」ほどコンパクトといえる。今回お借りしたケースカラーは30周年記念限定色の赤色で、このほかに黒色と白色のケースカラーもラインアップされている。
PCケース全体が曲面や凹凸の少ないソリッドなデザインで、外板は全面メッシュ仕立てになっている。一見するととてもシンプルという感じに見えるが、電源が入ってLEDが光るとガラッと印象が変わるのが面白い。LEDライティングで照らし出された内部パーツがメッシュの隙間から想像以上にくっきりと視認できるのだが、メッシュ越しゆえのモザイク的な見え方が面白い印象を生み出しているようにも思う。
反対側のサイドパネルは、メッシュ越しにマザーボード裏面LEDが光っていた。この光が存外強く、壁面のすぐ横に本機を設置したのだが、部屋を少し暗くするとRGB LEDの華やかな光で壁面にメッシュの影がクッキリと投影されていた。これはこれで幻想的な雰囲気を出していて好印象だった。
フロントパネルも全面メッシュ構造で、右下にフロントI/O類と中央下部に「FRONTIER」のロゴを確認できる。FR30B760/CのPCケースは電源ユニットを前面に配置する設計なので、フロントパネルからは電源ユニットの吸気が行なわれている。全面メッシュのため通気性はバツグンだ。
フロントI/O類の構成は、上側から電源ボタン、4極ヘッドセット端子、USB 3.2 Gen1 Type-A×2、USB 3.2 Gen1 Type-C×1となっている。
筐体底面も全面メッシュ構造で、吸気用の120mmLEDケースファン×2を底面から確認できる。ちなみにFR30B760/Cのエアフローは底面吸気の上面及び背面排気となっている。
背面側インターフェースは、マザーボード側のI/OパネルにPS/2×1、USB 2.0 Type-A×2、USB 3.2 Gen1 Type-A×3、USB 3.2 Gen1 Type-C×1、2.5GBASE-T LAN、HD Audioコネクターを搭載。オーソドックスだが必要なインターフェースは揃っている。GPU側のインターフェースも、HDMI×1とDisplayport×3と、こちらも一般的な構成だ。
なおFR30B760/Cは電源ユニット前置きタイプ設計なので、電源ケーブルは内部をとおって背面へ直出しの格好を取っている。
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