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4K/120Hz駆動の液タブ「Wacom Cintiq Pro」に17.3型/21.5型モデル追加!37万1800円から

2023年10月25日 10時00分更新

文● ジサトラユージ 編集● ASCII

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 ワコムは10月19日、液晶ペンタブレット「Wacom Cintiq Pro」シリーズの新製品を発表した。Wacom Cintiq Proは、2022年に26.9型の「Wacom Cintiq Pro 27」を発売しているが、今回発表されたのは17.3型と21.5型のモデル。

 17.3型の「Wacom Cintiq Pro 17」は、直販価格37万1800円で10月26日発売予定。21.5型の「Wacom Cintiq Pro 22」は、直販価格44万8800円で11月22日発売予定となる。

4K/120Hz駆動の液タブ「Wacom Cintiq Pro」に17.3型/21.5型モデル追加!37万1800円から

17.3型のWacom Cintiq Pro 17

4K/120Hz駆動の液タブ「Wacom Cintiq Pro」に17.3型/21.5型モデル追加!37万1800円から

21.5型のWacom Cintiq Pro 22

 Wacom Cintiq Proは、解像度4K(3840×2160ドット)の解像度、リフレッシュレート最大120Hzを誇るハイエンド液晶ペンタブレット。リフレッシュレートを高めたことでスムーズな映像表示が可能となり、直感的な描き心地を実現する。

 最大表示色は10億7374色/1024階調、筆圧レベルは8192レベルに対応。HDRに対応しているため、より広い明暗差を表示できる。

 26.9型モデルで初めて採用された、「Expless Key」と呼ばれるショートカットボタンも引き続き搭載する。両側面裏側にあるグリップに、それぞれ4つずつボタンを搭載しており、左右合計で8つのショートカットを設定できる。

4K/120Hz駆動の液タブ「Wacom Cintiq Pro」に17.3型/21.5型モデル追加!37万1800円から

側面は手で握りやすい構造になっており、人差し指部分に2つ、内側の中指部分に2つのショートカットキーを備える。逆の側面も同様

 現在、シリーズにはサイズ違いの3つの製品があるが、液晶部分の一部のスペックはサイズごとに異なる。主なスペックは以下の通り。

主なスペック
製品名 Wacom Cintiq Pro 17 Wacom Cintiq Pro 22 Wacom Cintiq Pro 27
最大表示解像度 3840×2160ドット
リフレッシュレート 最大120Hz
応答速度 8ms(標準値) 12ms(標準値) 10ms(標準値)
最大表示色 10億7374万色/1024階調
色域 DCI-P3カバー率
99%
Adobe RGBカバー率
88%(標準値)
Rec.709カバー率
100%(標準値)
DCI-P3カバー率
99%
Adobe RGBカバー率
95%(標準値)
Rec.709カバー率
100%(標準値)
DCI-P3カバー率
98%
Adobe RGBカバー率
99%(標準値)
Rec.709カバー率
100%(標準値)
最大輝度 400cd/m2 300cd/m2 400cd/m2
コントラスト比 1000:1(標準値) 1200:1(標準値) 1000:1(標準値)
表面仕上げ 非光沢
ペン Wacom Pro Pen 3
筆圧レベル 8192レベル
インターフェース Mini DisplayPort、HDMI、USB Type-C Mini DisplayPort、HDMI、USB Type-C×2、USB Type-A Mini DisplayPort、HDMI、USB Type-C×2、USB Type-A
サイズ 424(W)×253(D)×21(H)mm 517(W)×312(D)×30(H)mm 638(W)×379(D)×31(H)mm
重量 約2.2kg 約5kg 約7.2kg
VESAマウント規格 75×75mm 100×100mm 100×100mm
直販価格 37万1800円 44万8800円 48万1800円

 昨年発売された26.9型のモデルは、638(W)×379(H)×31(D)mmと液晶ペンタブレットとしては大きく、より小さめのサイズを求める声もあった。今回の新製品で、小さいサイズの選択肢が広がったことになる。

 また、17.3型モデルはシリーズで唯一、パッケージに簡易スタンドが付属する。高さや角度などの調整機能はないものの、別売りのスタンドやディスプレーアームなしで使えるのはありがたい。

4K/120Hz駆動の液タブ「Wacom Cintiq Pro」に17.3型/21.5型モデル追加!37万1800円から

Wacom Cintiq Pro 17の簡易スタンド

4K/120Hz駆動の液タブ「Wacom Cintiq Pro」に17.3型/21.5型モデル追加!37万1800円から

簡易スタンドはVASAマウンターを使って取り付ける

 なお、26.9型と21.5型モデルはスタンドが付属しない。Wacom Cintiq Proシリーズ向けの専用スタンドをサイズ別で販売しているため、こちらを別途購入するか、背面のVESAマウンターを使用してディスプレーアームを取り付ける必要がある。

 スタンドは各製品とのセット販売も行なっており、セットでは単品より安く購入できる。スタンドの価格とセット価格は以下の通り。

4K/120Hz駆動の液タブ「Wacom Cintiq Pro」に17.3型/21.5型モデル追加!37万1800円から

サイズごとに専用スタンドがある。スタンドは高さやちょっとした角度調整も可能

4K/120Hz駆動の液タブ「Wacom Cintiq Pro」に17.3型/21.5型モデル追加!37万1800円から

VESAマウンターを使えば、アームで固定することも。これなら使わない時に移動させたりもしやすい

製品名 価格
Wacom Cintiq Pro 17 Stand 7万4580円
Wacom Cintiq Pro 22 Stand 8万3380円
Wacom Cintiq Pro 27 Stand 7万2380円
Wacom Cintiq Pro 17 スタンドセット 42万200円
Wacom Cintiq Pro 22 スタンドセット 50万3800円
Wacom Cintiq Pro 27 スタンドセット 52万8000円

 ワコムによる設置イメージのセットでそれぞれのサイズ感を体験してきたが、26.9型だとかなり大型なのでデスクで他の作業を行うスペースが確保しづらい。21.5型になると十分な広さがありつつ、ディスプレーアームを使って上や横に移動させることで他の作業をするスペースも取れるくらいになる。

 17.3型であれば、簡易スタンドで気軽に設置しやすい他、頑張れば大型のリュックなどで持ち運びも可能そうだ。ただし、専用の持ち運びケースなどはないので、液晶面を保護したうえでバッグに入れる工夫は必要だろう。

4K/120Hz駆動の液タブ「Wacom Cintiq Pro」に17.3型/21.5型モデル追加!37万1800円から

Wacom Cintiq Pro 17のインターフェース。なお、Wacom Cintiq Proシリーズは側面のネジ穴でキーボード用の拡張テーブルやペンホルダーを取り付けられるが、Wacom Cintiq Pro 17はインターフェースの位置関係で、上側に拡張テーブルを取り付けるのは難しい

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Wacom Cintiq Pro 22はインターフェースの位置が背面の中央寄りの位置にある

4K/120Hz駆動の液タブ「Wacom Cintiq Pro」に17.3型/21.5型モデル追加!37万1800円から

背面の角には、電源ボタンやタッチ操作のオン/オフスイッチを備えている

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