180Hz駆動のVAパネル採用したプロゲーマーが好むサイズ感
2万2800円で手に入る23.6インチ湾曲ゲーミングディスプレー、MSI「G24C4 E2」レビュー
最近は、27インチ以上のディスプレーを紹介する機会が多く、ユーザーのニーズも大画面にシフトしてきた。ただ、24インチクラスもまだ需要は高く、そうしたニーズにしっかり応えた製品が、エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)から発売された。
23.6インチの湾曲ゲーミングディスプレー「G24C4 E2」は、「Optix G24C4」の後継機種にあたり、性能が向上しつつも価格はほぼ据え置き。Amazon専売で人気の高かったモデルの後継機として、さっそく製品をお借りしたのでレビューしていきたい。
180Hz駆動のVAパネルを採用
まずは外観から。約537(W)×225 (D)× 429(H)mmと80cm幅のデスク上に置くと非常にコンパクトさを感じるので、さまざまな住環境で設置しやすいだろう。23.6インチVAパネルを採用し、曲率1500Rの湾曲ディスプレーは、目を動かしても画面との距離がほとんど変わらず焦点が一定に保てるので、没入感というより見やすく疲れにくいメリットのためと考えたほうがいい。
解像度はフルHD(1920×1080ドット)で、リフレッシュレートは180Hz、応答速度は1ms(MPRT)。前モデルのリフレッシュレートが144Hzだったので、より高速駆動になっている。しかも、DisplayPort入力だけでなくHDMI入力でも180Hzを実現しているので、ノートPCとの接続でも制約を受けることはない。
色域はsRGBカバー率が98%、DCI-P3カバー率が89%。最大表示色は約1677万色で、輝度は250nit、コントラスト比は3000:1となっている。クリエイティブな用途では少々物足りないが、ゲーミング性能としてはHDRに対応していないものの十分楽しめるだろう。
調整機能は、-5°~20°のチルトのみで、高さ調整もスイベルもない。VESA100に対応したネジ穴が備わっているので、ディスプレーアームと組み合わせれば、設置時の柔軟性は高くなる。
ゲーミング機能は、対応のグラフィックボードと組み合わせることでカクつきやティアリングを抑える「Adaptive-Sync」に対応。黒を挿入することで残像感を抑える「アンチモーションブラー」機能や、暗部を見やすくする「ナイトビジョン」機能といった、基本的な機能を搭載する。
また、チラツキを抑える「アンチフリッカー」やブルーライトを低減する「ブルーライトカット」機能も搭載。目の疲れを軽減してくれる。
インターフェースは、HDMI 2.0b×2、DisplayPort 1.2a×1、ヘッドホン出力×1と必要最小限。電源は、45W出力のACアダプターを接続して利用。アダプターサイズは小さめで、消費電力が18Wと前モデルの35Wより大きく抑えられているのも今回の改善点の1つだ。
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