◆丸い形が特徴的なカバーディスプレーを搭載
外側のカバーディスプレーはスマートウォッチのようなカスタマイズも可能だ。バーチャルペットを表示して閉じたままでも、ディスプレーを見て楽しむといった機能も搭載されている。カバーガラスも含めディスプレー部分全体は1mm弱ほと本体から出っ張っている。
カバーディスプレーの操作は上から下にスワイプするとクイック設定、下から上にスワイプで通知を表示できる。また左にスワイプで音楽プレーヤー、右にスワイプでウィジェット表示できる。
カバーディスプレーは多彩なカスタマイズが可能だ。時計はアナログ表示のほか、アニメーションで動く花を背景にしたものも選べる。また、バーチャルペットはネコが3種類、イヌが1種類、鳥が1種類で、今後種類を増やしていくという。ウィジェットは標準状態で天気、予定、カメラ、ヘルス、アラームが表示されている。
カメラは6400万画素と高画質で、通常はピクセルビニングにより1200万画素撮影となる。モードは全画面ビデオのFilm、Video、AI Cam(写真)、Portait、Super Night、Moreとなっており、MoreからはTime Lapsや、前後カメラを使うDual Video、Super Macro、Proなどが利用可能。モード構成としては一般的だ。
カメラはフレックスモードに対応しており、本体を折り曲げると上側がライブプレビュー、下側にコントロールボタンが配置される。折りたたみスマートフォンではすっかりおなじみの機能だ。また、この状態でカバーディスプレー側の表示もできるので、メインカメラで撮影中に、被写体が自分の姿を確認しながらの撮影も可能だ。
本体を閉じた時もカメラウィジェットからカメラを起動して、メインカメラを使った撮影ができる。自撮りするときなどは手のひらに収まる大きさで、撮影できるので使いやすい。写真だけではなくビデオの撮影も可能だ。
◆折りたたみスマホは当たり前の存在に、新興国でヒットの予感
PHANTOM V Flip 5Gの約9万円の価格は新興国では高価だろうが、サムスンなど大手メーカーの製品に比べればかなり安い。また、ファッショナブルなブルーとベーシックなブラックという2色展開の上、レザー風仕上げの高級感あるボディーはちょっとおしゃれな最新スタイルのスマートフォンとして、新興国で人気になるのではないだろうか。