初めてのPCにピッタリな15.6インチディスプレーノート
11万円台で手に入るパワフルなビジネスノート「Modern 15 B13M」シリーズレビュー
最近のノートPCは円安の影響もあり、ある程度の性能を考慮すると、結構値段が張ってしまう。特にゴリゴリなゲームをすることもなく、仕事やプライベートで動画や写真を見たり、ネットを楽しんだりという人にとっては、お手頃価格のノートPCを選びたいところ。
そんな要望に応えてか、エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)から、ビジネス向けモデルとして15.6インチの大画面を採用し、インテル第13世代Core i5プロセッサーを搭載した薄型ノートPC「Modern 15 B13M」シリーズを発売した。性能的にも妥協せず、それでいて11万9800円と価格を抑えており、ライトユーザーにピッタリのモデルと言えよう。
そんな本製品を早速レビューしたい。
Core i5-1335U+16GBメモリー搭載
まずは外観から見ていこう。スターブルーという深い青色に彩られたボディは、15.6インチディスプレー(フルHD)を採用し、サイズは幅359mm×奥行き241mmとB4サイズより一回り小さいフットプリントで、厚さは19.9mm。重量は1.7kgとモバイルノートPCとしては画面が大きいぶん重くなっているが、部屋間の移動はもちろん、このサイズのノートPCが入るカバンがあれば、それほど苦もなく持ち運べるはずだ。むしろ、画面が大きいのでWindowsの「ディスプレイ設定」で100%表示にしても文字は見やすく、作業しやすいメリットのほうが大きい。アメリカのMIL規格「MIL-STD 810G」に適合しており、耐久性も十分だ。
キーボードはテンキー付きで、LEDバックライトを装備。キーストロークは1.5mmとしっかりとした打鍵感があり、タイピング時にはそれほどカタカタ音は気にならない。テンキーと一部キートップは、幅が狭いものの慣れてしまえば違和感なくタイピングできるだろう。
タッチパッドは広く、指触りは滑らかで細かい動きの追従性もいい。ディスプレーは180°開き、画面を上下反転させることが可能。相手に画面を見せながら説明するということが簡単にできる。
CPUは第13世代インテルCore i5-1335Uプロセッサーで、2P+8Eの10コア/12スレッド。グラフィックスは、CPU内蔵のインテルIris Xeグラフィックス。メモリーは16GB DDR4で、ストレージはM.2接続の512GB NVMe SSDとなっている。この構成なら、仕事でもプライベートでも難なくこなせる。特にストレージ容量は256GBだとすぐに埋まってしまうので、512GBあるのはありがたい。
無線LANはWi-Fi 6に対応。インターフェースは、左側にUSB 3.2 Gen2 Type-C (映像出力、USB PD対応)&Type-Aが1つずつ、HDMIとオーディオコンボジャック、電源端子を備える。右側にはUSB 2.0が2つとmicroSDカードリーダーが用意されている。
ACアダプターは、65W出力の小型タイプで電源ケーブル仕様。ケーブルより直出しプラグタイプのほうが持ち運び時には楽だが、コンセントによっては挿しづらいときもあり、使い勝手的にはこの仕様のほうが便利だろう。USB Type-C端子は映像出力だけでなくPDにも対応しているので、別途高出力で小型タイプのUSB電源を購入し、持ち運び時に利用するというのも一つの手だ。
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