集英社は9月21日、同社が運営するコミックアプリ「少年ジャンプ+」のブラウザー版に、作品の一部分を切り抜いてXに投稿できる「切り抜きジャンプ+」機能を実装した。
デコレーションも可能
作品を閲覧中、気に入ったコマの下部に表示されている「X 切り抜き」ボタンをタップすることで切り抜きが可能になる。
ただし「X 切り抜き」が表示されない作品は切り抜けない。また、表示されている作品でもページによっては切り抜けないこともある。
切り抜くコマを選んだら、範囲や大きさを2本指で調整。
文字やスタンプ、フィルター効果などでコマをデコレーションすることも可能。複数の効果を組み合わせたテンプレートも用意されている。
加工が終わったらそのままXに投稿。投稿内の画像をクリックするとそのページにジャンプする。
マイページ作成も可能
基本機能は誰でも利用できるが、無料の会員登録をすることで「マイページ」を作成できる。
マイページには自分が切り抜いたコマが一覧表示され、さらに自分の投稿経由でどれくらい新たな閲覧が増えたかも確認できる。
さらに、公式ページでは切り抜かれた数が多いマンガのランキングも発表している。
コミック作品内の一部を切り抜いて許可なくSNSに投稿する行為は引用の範囲を越えているものもあり問題視されることも多いが、一方でSNSをきっかけとしてヒットするバイラル効果も無視できない。
本機能のように権利元が安心して部分引用できる仕組みを提供するのは、読者にとっても権利者にとってもメリットが大きいだろう。