バイオシャドーの効果が体験できる「BSPラボ(BSP-LAB)」
バイオシャドーを実際に体験できるのが東京・品川にある空間体験施設「BSPラボ(BSP-LAB)」。施主さんや設計会社さんが実際に様々な「影」を見ながら相談ができるショールーム的な場所。完全予約制で、2022年の12月のリニューアル以来、1500人以上のビジネスユーザーが来館しています。
バイオシャドーでどんな「影」ができるのか、ラボツアーに参加させてもらいました。
まず通してもらったのは、バイオシャドーの効果がわかりやすい「白壁の部屋」。
それぞれの映像コンテンツの効果を見られますが、感心したのは2つの「影」が重なっている部分。人気の「木漏れ日」は、重なった部分もとても自然に見えました。プロジェクター同士の近さ、また壁からの近さにより、印象が大きく変わってくることもわかりました。
映像コンテンツで印象的だったのは「滝」。ベンチに座って四方を見渡すと迫力があり、美術館で映像インスタレーションを見ている気分になりました。
次に通してもらったのは、受け付けやエントランスをイメージした場所。
ここではいわゆるダウンライト照明と組み合わせた場合の明るさを確認できます。設置位置がしっかり調整してあるため、照明を明るくしても、木漏れ日の効果が消えてしまうことはありませんでした。
面白かったのはダクトレールに吊るされたBluetoothスピーカーです。基本的にはバイオシャドーと連動してサウンドを流すために使っているんですが、スピーカーとして普通にBGMをステレオ再生できるんですよね。たとえば休憩室に設置したら、これだけで空間のグレードが上がりそうです。
ダクトレールから吊るされたナノイー発生機からの風がグリーンをそよそよ動かし、本物の影とバイオシャドーの影が混ざりあう演出も効果的。これがあることで説得力が増すというか、本物感がかもし出されていました。
次に通してもらったのはロビーのような場所です。
ここの特徴は、デコボコした壁材やグリーンとの組み合わせ。プロジェクターと言うと普通はツルツルの白いスクリーンが思い浮かびますが、バイオシャドーの主役は「影」なので影が落ちる空間との組み合わせがポイントになるんです。
そして個人的に一番好きだったのは、通路の床面にふわっと広がる波紋です。
波紋のグラデーションが自然で、雰囲気のある誘導灯にもなりそうです。リゾートホテルでエステルームなどに続く廊下に入っていそうな雰囲気でした。
BSPラボでは、スポットライト型プロジェクター「スペースプレーヤー(Space Player)」も体験できます。見ごたえがあるのは鏡張りの空間。四方を滝や川に囲まれた、広大な森林のなかに入りこんだような感覚がありました。
面白いのは、スペースプレーヤーが映し出した奥多摩の風景にバイオシャドーの「流れ雲」を組み合わせた演出効果。森の中を霧が流れていくような感覚があります。こんな狭い空間でも雄大な自然を表現できるのかと感心しました。
あなたならどこに「影」を落としますか?
BSPラボで実際にバイオシャドーを見て驚いたのは、組み合わせによってできることの幅広さです。投影する場所、壁や床の素材、グリーン、他の演出効果などと組み合わせ、「こんなこともできる」と考える余地が相当あるんですね。
BSPラボの見学は通常2時間単位ですが、「こんなこともできるんです」と話しているうちに時間が足りなくなってしまうこともよくあるそうです。たしかに、放っておいたら何時間でも遊べてしまいそうな感覚がありますね。
バイオシャドーのコンテンツは定型の7種類ですが、もし今後オリジナルの影が追加できるようになったら……と個人的には考えてしまいました。
たとえばゲーム会社のエントランスで人気キャラクターの影が出迎えてくれたり、ランダムに“ラッキーシャドー”があらわれたりしたら、ムダに打ち合わせを増やしてしまうかもしれないなどと、想像がふくらんでしまいます。
オフィス、マンション、クリニック。自分ならパナソニックの「影」でどんなことができそうか、あなたもBSP-LABで想像をふくらませてはいかがでしょう。
BSPラボ(BSP-LAB)
所在地
〒140-0002 東京都品川区東品川1-3-12
パナソニック東品川ビル1F
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社
営業時間:10:00~17:00
定休日:土曜日、日曜日、祝日
完全予約制(予約は体感お申し込みフォームから)
(提供:パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社)