今回の新選オーディオプロダクトは、Beats(ビーツ)のアクティブノイズキャンセリング搭載ワイヤレスヘッドホン「Beats Studio Pro」です。音楽のリスニングツールとして、あるいはファッションアイテムとして高い人気を誇るビーツのフラッグシップの実力を2回に分けてレポートします。
初回は「ビーツのヘッドホンの特徴」を振り返りながら、最新モデルの注目ポイントを紹介します。
オトナのBeatsファンに相応しい「Pro」ヘッドホンが誕生
Beats Studio Proの魅力は、誰が身に着けてもビーツのヘッドホンであることがすぐにわかる「圧倒的なデザインの存在感」があることです。本機の原点は2008年にビーツが発売した有線ヘッドホンの「Beats Studio」です。低音再生を重視したサウンドもキャラクターが立っていたことから、発売直後から瞬く間に若い音楽ファンを魅了しました。以来、左右イヤーカップの側面に堂々と冠した「b」のアルファベットロゴを街中でもよく見かけるようになりました。
近年は左右独立型の完全ワイヤレスイヤホンがむしろ注目される中で、ビーツはブランドの象徴的なモデルであるBeats Studio3 Wirelessを、約6年ぶりに大きくアップデートしました。イヤーカップが耳を覆う大きめサイズのオーバーイヤースタイルを貫きながら、イギリス出身のクリエーターであるサミュエル・ロス氏を新世代モデルのプリンシパル・デザイン・コンサルタントに起用して、ビーツのヘッドホンのイメージを一新しています。
Beats Studio Proは、若い頃にビーツのヘッドホンと出会い、同じ時間を歩みながら成長してきた「オトナのビーツファン」が身に着けたくなる落ち着いたスタイリッシュなデザインになりました。カラバリは全4色を揃えていますが、写真の「ネイビー」は深みのある藍色でどことなく和風な雰囲気です。
ヘッドホンの装着感も向上しています。クッション性の高い形状記憶フォームをスムーズなタッチのレザーでカバーしたイヤーパッドは耳あたり柔らかく、長時間身に着けていても疲れにくく安定感があります。
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