半導体受託生産大手の台湾TSMCは9月12日(現地時間)、8月21日に米ナスダック市場への上場を申請したソフトバンクグループ傘下の半導体開発会社アーム(Arm)に対する最大1億ドル(およそ147億円)の出資を承認したと発表した。
出資が明らかになったのはTSMCが初
TSMCは世界最大のチップメーカーであり、アップルからNVIDIAまで多くの企業向けに半導体を製造している。一方、Armは製造はせず設計のみを担当し、他社にライセンス供与するというビジネスモデルで知られている。
株式公開は今週米国で予定されており、株価は47ドルから51ドルの間となる見込み。
Armは提出した目論見書の中で、アップル、NVIDIA、TSMCなどが最大7億3500万ドル(約1071億円)相当の株式を購入することに関心を示していると示していたが、正式に明らかになったのはTSMCが初となる。
なお、今回市場に売り出される株式は一部にとどまり、引き続きソフトバンクGが多数の株式を保有する方針。