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台湾TSMC、アームに147億円規模で出資

2023年09月13日 12時45分更新

文● 田口和裕

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 半導体受託生産大手の台湾TSMCは9月12日(現地時間)、8月21日に米ナスダック市場への上場を申請したソフトバンクグループ傘下の半導体開発会社アーム(Arm)に対する最大1億ドル(およそ147億円)の出資を承認したと発表した。

出資が明らかになったのはTSMCが初

TSMC臨時取締役会決議事項

 TSMCは世界最大のチップメーカーであり、アップルからNVIDIAまで多くの企業向けに半導体を製造している。一方、Armは製造はせず設計のみを担当し、他社にライセンス供与するというビジネスモデルで知られている。

 株式公開は今週米国で予定されており、株価は47ドルから51ドルの間となる見込み。

 Armは提出した目論見書の中で、アップル、NVIDIA、TSMCなどが最大7億3500万ドル(約1071億円)相当の株式を購入することに関心を示していると示していたが、正式に明らかになったのはTSMCが初となる。

 なお、今回市場に売り出される株式は一部にとどまり、引き続きソフトバンクGが多数の株式を保有する方針。

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