ソニーグループは9月11日、家庭用犬型ロボット「aibo」の里親プログラムを開始したことを発表した。
同プログラムは「aiboベーシックプラン」が解約されたaibo本体について、同社がユーザーから寄付を募り、医療施設や介護団体などの里親へ提供するというもの。里親のもとへ送られるaiboは、同社が状態をチェックした個体となる。
同社によると、2018年の「aibo(ERS-1000)」発売から5年の間に、やむを得ずaiboを手放すユーザーから、aiboの行く末について相談を受ける機会が多かったとのこと。一方、同社が医療機関と共同で実施した「aiboによる癒し効果の検証」では、aiboが患者らに対してポジティブな影響をもたらし得るという結果も得ており、医療・介護分野からaiboの導入を希望する声も多かったという。
今回の取り組みは、両者の要望に応え、aiboとの暮らしをより持続可能なものとするものだ。
里親プログラムへのaibo本体の寄付および里親の受付は、専用サイトで期間を限って実施。9月12日時点では、aibo本体の寄付のみ受け付けている。里親の受付は2023年12月頃開始予定だ。
里親プログラムのaiboには、aiboのコンセプトカラーに合わせた「aiboの里親プログラム専用首輪」が装着されるという。