台風13号の接近を受け、経済産業省は9月7日、エアコンの室外機が転倒した際の正しい対処方法を公式Xアカウントで投稿。ユーザーへ注意喚起した。同日、家電メーカーのアイリスオーヤマも、室外機の転倒や浸水時の対処方法について公式Xアカウントで案内している。
転倒したら室外機は感電や凍傷の危険も
経産省のポストによると、強風などで転倒した室外機を自力で起こそうとすると、思わぬ怪我や感電に見舞われたり、外れた配管から吹き出した冷媒ガスで凍傷を起こす危険があるという。
室外機が転倒した場合の正しい対処方法は、以下の通り。
●室外機が転倒した際の対処方法
- コンセントを抜く
- メーカーや設置業者などへ連絡し、対応を依頼する。
万一、室外機の転倒を発見した場合、室外機に触れたり、自力で復旧を試みたりせず、上記の方法で対応するのが安全だ。
【注意】#台風 の影響でエアコンの室外機が倒れた場合、自力で起こさないでください。思わぬ怪我や感電、さらには、配管が外れ、マイナス温度になっている場合もある冷媒ガスが吹き出して凍傷するおそれがあります。コンセントを抜き、必ず設置業者又はメーカーにご連絡ください。#meti_saigai
— 経済産業省 (@meti_NIPPON) September 7, 2023
浸水時の対処方法は?
アイリスオーヤマの公式Xアカウントでは、室外機の転倒だけでなく、大雨等で浸水してしまった際の対処法も紹介している。
●室外機の浸水が確認された際の対処方法
- すぐにエアコンの使用をやめる
- 「室内機(部屋の中に設置されているエアコン本体部分)」のコンセントを抜く
- ブレーカーを落とす
- メーカーや販売店などへ連絡して対応を依頼する
【台風対策】エアコンの室外機が転倒したり浸水した時自分で対処しようとすると怪我や新たな故障に繋がります。
— アイリスオーヤマ株式会社【公式】 (@irisohyama_info) September 7, 2023
すぐに販売店やサポートへ連絡を!
⚠️室外機が倒れたら
✅すぐに使用を止める
✅自分で起こさない
⚠️室外機が浸水したら
✅すぐに使用を止める
✅室内機の電源を抜きブレーカーを落とす https://t.co/8qkdgruTbv
転倒と水没、どちらの場合も自力での復旧を避け、初期対応の後にメーカー等へ連絡する点は共通だ。台風だけでなく、地震や洪水の際にも役立つ知識なので、これを機に覚えておくと良さそうだ。