東京メトロ(東京地下鉄)の公式Xアカウントは9月5日、同アカウントの過去30日間のフォロワー獲得数が世界第2位となったと投稿。大躍進の理由は、ある定番の「操作ミス」が原因であることも明らかにした。
イーロン・マスク氏に次ぐ順位を獲得
前述の投稿はGlobal Index(@TheGlobal_Index)というアカウントのポストを東京メトロが引用したもの。引用元のポストによると、9月4日現在、過去30日間のフォロワー獲得数は1位がXの前CEOイーロン・マスク氏(約374万増)で、2位が東京メトロ公式アカウント(約154万増)と続いている。同社の後、日本勢は33位の「PlayStation」までランクインしていないため、世界的にもよく知られた国内有名企業を大きく引き離しての2位という点でも、快挙と言わざるを得ないはずだ。
Top 𝕏 / Twitter gainers (number of followers last 30 days):
— Global Index (@TheGlobal_Index) September 4, 2023
1.🇺🇲 Elon Musk: +3,739,109
2.🇯🇵 Tokyo Metro Info: +1,539,404
3.🇮🇳 ISRO: +1,166,140
4.🇮🇹 Fabrizio Romano: +1,038,246
5.🇺🇲 MrBeast: +762,196
6.🇺🇲 Tucker Carlson: +737,396
7.🇺🇲 Donald Trump: ++734,614
8.🇺🇲 NASA: +647,704…
しかし、東京メトロの担当者は本件について「【恥ずかしい】」と投稿している。その理由が冒頭で触れた「操作ミス」だ。
誤操作で凍結→凍結解除でフォロワー爆増扱いに
同社の投稿によると、フォロワー増加数世界第2位となった理由は、8月に担当者の操作ミスでアカウントが凍結状態となった後、解除申請が通り復旧したことによるもの。凍結中はフォロワー0の扱いだったアカウントが、凍結解除後に本来のフォロワー数(約154万)に戻ったことで、Global Index側が「フォロワー数が0から154万に増加したアカウント」と勘違いしたものとみられる。
操作ミスの内容は同社のできた年をX公式アカウントの誕生日に設定したところ、年齢に関するXのルールに抵触し、凍結されてしまったというものだ。企業や団体の公式アカウントでは比較的事例の多いミスだが、フォロワー増加数世界第2位の称号まで付いてきたことは担当者も予想外だったようだ。
【恥ずかしい】
— 東京メトロ【公式】 (@tokyometro_info) September 5, 2023
8月頭、
東京メトロができた年を誕生日に登録したところ、
年齢制限に引っ掛かり凍結されてしまいました(大変申し訳ございません)。
無事、凍結解除の申請が通り、
フォロワー数は戻ったのですが・・・
過去30日間のフォロワー獲得数が、
世界2位に躍り出てしまいました・・・ https://t.co/LtxpwoyzdV
なお、参考までに「東京メトロ」のブランドで営業する東京地下鉄の設立は2004年、前身となる「帝都高速度交通営団」の設立は1941年、そのさらに前身となる2つの企業のうち、最も古い「東京地下鉄道」は1920年に設立されている。