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マイクと一体化して使える、ポケットサイズのデジタルオーディオインターフェース

SHURE、普通のマイクをUSBマイクにする一体型アダプター「MVX2U」を発売

2023年08月26日 13時25分更新

文● ASCII

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 シュア・ジャパンは8月25日、マイクと一体化して使えるデジタルオーディオインターフェース「MVX2U」を発売した。XLR端子を装備した一般的なマイクをUSBマイクに変換できる、XLR→USB Type-C変換アダプター。

MVX2U
MVX20とSM58

マイクと一体化して利用できる

 手の中に納まるほどコンパクトなサイズで、手持ちのマイクを簡単にPCと接続できる。コンデンサーマイクを接続するための48Vファンタム電源も搭載する。USBバスパワー駆動に対応。音声をモニターするための3.5mmヘッドホンジャックも持つ。USB出力時のサンプリングレートは48kHzで、ビット深度は24bitまたは16bitが選べる。機能はファームウェアアップデートで改善できる。

MVX2U

 DSP機能も内蔵し、デスクトップアプリの「ShurePlus MOTIV」を使ってゲイン調整、ハイパスフィルターの設定(75Hz/150Hz)、5バンドのEQ調整、3段階のリミッター・コンプレッサー、ミュート、ロックなどの切り替えができる。ゲインは最大60dBあり、感度の低いダイナミックマイクとも組み合わせ可能。マニュアルモードでは、これらのDSP設定を調節してプリセットに登録可能。

MVX20

SM7Bとの組み合わせも可能

 オートレベルモードでは、マイクロホンと口元からの距離を「ニア」「ファー」から選択可能。マイク自身がリアルタイムにレベルを調整し、レコーディングやライブ配信などさまざまな用途で出力レベルと音質を一定に保てる。声の聞こえ方につながるトーンバランスも、「ダーク」「ナチュラル」「ブライト」のプロファイルを選択し、カスタマイズできる。

MVX2U

USB Type-C出力のほか、3.5mmのヘッドホン端子も持つ。

 周波数特性は20Hz~20kHz。XLR最大入力レベルは7dBV、XLR出力インピーダンスは5.8kΩ。デジタルノイズフロアは-117dBFS。本体サイズは幅140×奥行き158×高さ44mm。重量は100g。本体には1mのUSB Type-Cケーブルが付属する。

 価格はオープンプライス。実売価格は2万円弱。

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