CPUクーラー、ビデオカード、電源ケーブルが白いゲーミングPC「ZEFT G33WH」
白ケースのBTOPCなら、中身も“白”でコダワリたくない?
2023年08月21日 11時30分更新
ゲーミングパソコンでLEDを煌びやかに光らせて、ゲーム中の高揚感を煽っているプレイヤーは少なくない。さらに、それらのLEDをよりキレイに見せたいと考えている人も多いのではないだろうか。そういった需要を満たすのであれば、やはりLEDが映える白いケースのモデルを選びたいところ。
今回紹介するパソコンショップSEVENのゲーミングPC「ZEFT G33WH」も、白いケースを採用したモデルなのだが、内部のパーツも白色にこだわった一風変わった構成となっている。では、ZEFT G33WHはどのようなマシンなのか、詳しく見ていこう。
ZEFT G33WH
https://pc-seven.co.jp/spc/20020.html
価格(6月20日現在):29万9800円(税別)、32万9780円(税込)
ZEFT G33WHの主なスペック | |
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CPU | Core i5-13600KF(3.5GHz~最大5.1GHz)、14コア(Pコア:6、Eコア:8)/20スレッド |
CPUクーラー | DeepCooler「LS720 WH」 |
グラフィックス | GALAKURO GAMING「GK-RTX4070-E12GB/WHITE/TP」(GeForce RTX 4070) |
メモリー | CORSAIR VENGEANCE DDR5 16GB×2 |
ストレージ | Western Digital「WD Black SN770」(1TB SSD、PCIe4.0) |
PCケース | DeepCool「CH510 WH」 |
内蔵ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ(USB接続) |
通信規格 | 有線LAN(2.5GBASE-T)、Wi-FI 6E、Bluetooth 5.0 |
電源ユニット | Cooler Master「V850 GOLD V2 WHITE EDITION」(定格出力850W、80PLUS Gold認証) |
OS | Windows 11 Home(64bit) |
2023年7月28日時点の構成です。現時点の構成はウェブページを参照ください。
i5-13600KF+RTX 4070というミドル向けスペック
ビデオカードや電源ケーブルにも“白”を採用
ZEFT G33WHは、CPUに第13世代Coreプロセッサー「Core i5-13600KF」(以下、i5-13600KF)を採用。i5-13600KFは、Pコアが6基、Eコアが8基の計14基20スレッドのCPUで、Pコアのベースクロックは3.5GHzながらもTurboboost適用時の最大動作クロックは5.1GHzとゲーミング用途で十分な性能が期待できる。
そして、その冷却にはDEEPCOOL製「LS720 WH」を使用しており、ラジエーターは360mmサイズで、ファンを含め、ポンプに至るまで白色で統一されている点がユニーク。ラジエーターのファンは、120mm角が3基から成り、いずれも動作音が最大32.9dB(A)と静音性に秀でている。また、CPU上に配置するポンプヘッドにはロゴプレートをLEDが二重に取り囲むデザインをしており、スタイリッシュな趣を醸し出している。
そんなCPUに組み合わされるビデオカードは、GPUに「GeForce RTX 4070」を搭載したGALAXの「GALAKURO GK-RTX4070-E12GB/WHITE/TP」。GPUクーラーが白一色で、背面のバックプレートも白でまとめられ、白いケースとの統一性が図られている。また、GPUクーラーの3基のファンは、「WING 2.0」と呼ばれるオリジナルデザインのもので、従来のファンに比べてエアフローが25%、空気圧が15%、それぞれ向上している。
さて、その白いケースだが、ZEFT G33WHではDEEPCOOL製「CH510 WH」を使用。外観が白一色ながらも、内部は黒色でまとめられたミドルタワー型ケースで、左側面は内部が見える強化ガラスを採用している。フロントパネルには、ヘッドセット入出力端子のほかにUSB 3.0を2つ搭載。さらに、ヘッドセット掛けるホルダーが用意されている点はかなり特徴的だ。また、3.5インチベイと2.5インチベイはそれぞれ2つ用意され、拡張性も申し分ない。
マザーボードには、インテル Z790チップセットを搭載したASRockの「Z790 Pro RS」を搭載。このマザーボードは、CPU周りの電源部やM.2スロット、それにチップセットにヒートシンクが装着されており、それらはグレーやシルバーの色で統一されているため、白色のケースとバランスがマッチしている。
また、2.5GbE対応の有線LANを標準で装備するほか、Bluetooth 5.0およびWi-Fi 6に対応した無線LANも用意され、設置場所を気にせず高速なデータ転送が可能となっている。なお、付属アプリケーションの「POLYCHROME SYNC」(Version 2.0.127)を使うと、CPUクーラーやビデオカードなどのLEDを一括制御することが可能だ。
ストレージには、WesternDigital製の「WD BLACK SN770シリーズ」の1TBモデルを搭載。PCIe 4.0に対応したモデルで、シーケンシャルリードは最大5150MB/s、シーケンシャルライトは最大4900MB/sと高速なデータ転送を実現。実際に利用していても、OSの起動は早めで、ゲームの起動やセーブデータのロードなどの待ち時間にストレスを感じる場面はまったくなかった。
また、システムメモリーにはCORSAIR製の「VENGEANCE RGB DDR5 DRAM 5200MHz C40」を2枚で計32GB装備。このメモリモジュールは、上部にLEDを搭載しており、付属アプリケーションの「iCUE」(Version 4.29.203)で色やイルミネーションの制御が可能。これにより、ケースと合わせて白色に光らせたり、LEDが映えるの活かし虹色に光らせたりと、ユーザーの個性があふれるパソコンにすることができる。
ZEFT G33WHがユニークなのは、電源ユニットも白色で統一している点だ。しかも、24ピンの主電源ケーブルやPCIe補助電源ケーブルも白色のモデルを採用するというこだわりよう。その電源ユニットは、CoolerMaster製「V850 GOLD V2 WHITE EDITION」で、i5-13600KFにRTX 4070という構成ならば、十分な容量が用意されているといっていい。
価格は標準構成で32万9780円
LEDの見栄えを気にする人にオススメしたいモデル
比較的ミドルレンジのスペックでまとめられたZEFT G33WHは、価格は標準構成で税込み32万9780円とコスパは良好だ。ただケースが白いだけのパソコンは数多く見掛けるが、内部のパーツの色にまでこだわったモデルは多くなく、このZEFT G33WHはユニークな存在といっていい。LEDの映えを気に掛ける人や、白色ケースなら内部にも気を配りたいと考える人にとって、ZEFT G33WHはかなり魅力的な1台ではないだろうか。
とはいえ、実際のゲームパフォーマンスがどの程度なのかは気になるところ。そこで、別記事ではゲームをプレイー、ZEFT G33WHのポテンシャルを探ってみたい。