エレコムは8月7日、三重県庁にて「東紀州こどもの園」プロジェクトに関する報告会及び記者発表会を実施し、社会貢献の一環として、本プロジェクトの趣旨に賛同し一部寄付をした。
本プロジェクトは、同社 葉田順治氏の子どもたちが施設での生活を通して自信を回復し、今後の生活に向き合っていけるような施設を、これまで施設のなかった東紀州につくりたいという思いから始まった。
東紀州こどもの園は、地元の紀州材を活用した東紀州エリア初という児童養護施設で、隈研吾建築都市設計事務所 隈研吾氏が設計に携わった。
建物は大きく児童養護施設、児童家庭支援センターの機能を有しており、児童家庭支援センターは、地域の人も利用できるような開かれた施設だという。同氏は、これまでの児童養護施設のイメージを変えるようなデザインになっているので、ここで生活した子どもはきっと大きく育ってくれるのではないかとコメントしている。
葉田氏個人の寄付により建設が始まった東紀州こどもの園は、来春完成予定。子どもたちが東紀州の自然に囲まれた快適な施設で伸び伸びと育ち、地域住民の方々と交流しながら友達もつくり、プライドをもって健やかに生きていけること、卒園後には、都会に出ずとも地元でITエンジニアとしての職に就けるよう、ソフトウェアのプログラマーとして育成する仕組みを模索していくという。