JTが「with」という新ブランドを発表して、新デバイス「with2(ウィズ2)」を発売しました。こちら、Ploom TECH+ withの後継モデルになるんですが、名前をシンプルにして、高温加熱のPloom Xと切り離したんですね。
Ploom(プルーム)は2013年に発売となった、蒸気(ベイパー)方式の低温加熱型喫煙具です。液体を加熱して蒸気にして、それをタバコ葉が組み込まれたカートリッジ(たばこポッド)を通過させる仕組みです。
2016年にPloom TECH、2019年にPloom TECH+でリキッドの形状が新しくなり、最新モデルはPloom TECH+ withというスティック型ではなく、ラウンド型になりました。ウィズ2はその進化型モデルで、加熱モードが選べるようになりました。
インフューズドテクノロジー
2種類の加熱モードを搭載
「with」になって、「インフューズドたばこ」というジャンル名になりました。
リリースによると、「インフューズドたばこ」とは、加熱式たばこの一種で、リキッド(液体)を加熱することで発生させたベイパー(蒸気)をたばこ顆粒の入ったカプセルに通過させ、味・香りを抽出したたばこベイパーを愉しむ商品です。たばこ葉を直接加熱しないため、たばこのにおいをほぼ感じず、燃焼に伴う副流煙が発生しないことが特徴です。
通常の「加熱式たばこ」のように、たばこスティック自体を加熱して煙を発生するのではなく、蒸気を通すので、煙感がなく、たばこのにおいもしないので、部屋がたばこ臭くならないのがなによりの魅力ですね。
「ウィズ・2・スターターキット」はCLUB JTオンラインショップで8月7日から先行発売となり、9月5日から全国のコンビニエンスストア及びたばこ販売店等で発売となります。メーカー希望小売価格は1980円(税込)で、のりかえ応援割があって、CLUB JTオンラインショップでPloom、with、IQOS、glo、PULZE、lil HYBRIDを下取りに出すと、ウィズ2が980円でGETできます。
キットにはデバイス、ACアダプター、USB のタイプA-タイプCケーブル、マウスピースが入っています。デバイスはブラックとホワイトの2種ですね。加熱待ち時間は0秒、充電時間約60分です。
今回の新機能の2つの加熱モードですが、ノーマル・モードが従来の「プルーム・テック・プラス・1.5」、「プルーム・テック・プラス・ウィズ」と同じ加熱で、使用可能パフ回数は約250パフです。
新しい「ハイモード」は「さらに際立つクリアなフレーバーをお愉しみいただけます」だそうで、ハイ・モードでは約150パフです。
1パッケージにはたばこカプセルが5個入っていますから、ノーマルは従来通り1カプセルで50パフ、ハイ・モードでは30パフとなるわけですね。
新体験の「HIGHモード」
高温加熱レベルのインパクトだ
ウィズ2を充電して、リキッドカートリッジを装着、たばこスティックを入れて体験してみました。使い方はほとんどPloom TECH+ withと同じで、1つのボタンを3回クリックで起動し、すぐに吸えます。
ノーマル・モードとハイ・モードの切り替えはボタンを3秒以上長押しして、ブルッすればいいだけです。表示部にHIGHと表示されます。
ハイ・モードは、はっきり強烈です。蒸気の量が倍近くあるうえ、温度も高いようで、ガッツリとインパクトがあります。とはいえ、ベイパーですから、燃焼系や高温加熱のような煙のいやな臭いはしません。
たばこ1箱20本に換算すると、たばこ1本あたり、ハイ・モードでは7.5パフになりますが、これなら満足です。Ploom TECH+ユーザーの皆さんには、ぜひとも体験して欲しいですね。
もちろん、燃焼たばこや高温加熱型たばこを使っていて、Ploom TECH+や従来のwithに物足りなさを感じていたみなさんにもおススメです。
20歳未満の者の喫煙は、法律で禁じられています。加熱式たばこの煙(蒸気)は、発がん性物質や、依存性のあるニコチンが含まれるなど、あなたの健康への悪影響が否定できません。
望まない受動喫煙が生じないよう、野外や家庭でも周囲の状況に配慮することが、健康増進法上、義務付けられています。