BlackBerry QNX 、ソフトウェア定義型自動車(SDV)イノベーションの新時代を切り開く、BlackBerry IVYの国内提供を開始
BlackBerry Japan 株式会社
BlackBerry Limited < https://www.blackberry.com/us/en > (本社: カナダ オンタリオ州、CEO: ジョン・チェン、NYSE: BB、TSX: BB、以下、BlackBerry)は、Amazon Web Services(以下、AWS)と共同開発した、クラウド接続型のAIプラットフォーム「BlackBerry IVY(R)」の国内提供を開始したことを発表いたしました。
2020年の発表 < https://www.blackberry.com/ja/jp/company/newsroom/press-releases/2020/aws-blackberry-join-forces-to-accelerate-innovation-with-new-intelligent-vehicle-data-platform > 以降3 年間にわたり、BlackBerry と AWS は、自動車メーカーのソフトウェア定義型自動車(Software Defined Vehicle 以下、SDV)の分野における取り組みを加速させ、自動車メーカーにおける研究開発の複雑さを軽減し、市場投入の迅速化に貢献する、新しいプラットフォーム構築のために、たゆみなく協働を続けてきました。
BlackBerry IVY は、消費者のセキュリティやプライバシーを損なわずに、自動車メーカーが車内でのオンライン決済、バッテリー管理、ブレーキやタイヤの摩耗の予測メンテナンスなど、ドライバーと乗客の車内エクスペリエンスを向上させる革新的なアプリケーションを迅速に導入できるよう設計されています。
BlackBerry IVY 担当バイスプレジデントのNiko Hammondは次のように述べています。「BlackBerry IVYソリューションパートナー各社とBlackBerryは、車内で利用する新しいアプリやコネクテッドなサービスの開発を加速しシンプルにする直感的なサービスを、自動車メーカーとソフトウェア開発者が必要としていると考えています。BlackBerry IVYはまさにそれを実現し、BlackBerryが日本および世界中のお客様に提供できること、そしてSDVに最適な次世代プラットフォームに対する業界の反応が非常に前向きであることを嬉しく思います。」
データに基づく、より迅速なインサイト
2020 年 12 月の AWS との発表以来、BlackBerry はパートナー エコシステムを成長させるために様々な取り組みと、BlackBerry IVY データを使用した無数の新しい AI を活用したソリューションを立ち上げてきました。
今後も、BlackBerry IVYソリューションは、パートナーや収益化可能なソリューションからなる自動車のデジタルエコシステムを育成し、グローバルに展開します。それにより、多くの自動車ブランド、メーカー、モデルにわたる新しい車載サービスに関するイノベーションが劇的に加速することを期待します。
大規模なパートナーエコシステム
2021 年 3 月、BlackBerry は、自動車メーカー向けの革新的な運輸・輸送ソリューションによるエコシステムを拡大するために、BlackBerry IVY(R) からの知見を活用してスタートアップ企業に投資するプログラムを開始しました。それ以来、同社は4つのスタートアップ企業と投資契約を締結しました。これらの企業は、それぞれが異なる価値を保有し、ドライバーの生活を快適にし、自動車メーカーの収益化を可能にすることを約束しています。
初期のパートナーには、車内決済の Car IQ、AI ベースのバッテリー管理アプリの Electra Vehicles、予測分析を提供するCompredict、車両のパフォーマンスとドライバーに関するデータに基づくインサイトを提供するCerebrumX が含まれていました。
BlackBerry IVY Innovation Fund のポートフォリオに参加している企業だけでなく、運輸・運送業界やモビリティ業界の企業も、このプラットフォームを活用して、業界特有のサービスや車載アプリケーションの幅広い育成を目指しています。これまで、パートナー ネットワークは、約 30 社のサードパーティ製アプリの豊富なエコシステムを構築してきました。このエコシステムには、電化、電子商取引、安全性とセキュリティ、車両のライフサイクルと運用、車内エクスペリエンスなどの多様な領域が含まれており、BlackBerry IVY が自動車業界の多くの分野に価値をもたらせる独自のメリットを示しています。
また、BlackBerryは、BlackBerry IVY(R) を用いて複数のアプリケーションを事前に統合し、車載プラットフォームに導入したデモを、CES(R) 2023で発表しました。広範なお客様からのフィードバックに基づいた、実装事例には次のものが含まれます。
Jeep Grand Cherokeeの展示モデルに搭載されたBosch社の情報ドメイン コンピューティング (Information Domain Compute) プラットフォーム:
Compredict社提供によるバーチャルセンサーを活用したブレーキとタイヤ摩耗の予測メンテナンス用 AI ソリューション、CarIQ社 提供による車両内での安全な決済ソリューションを実現
PATEO社 のスマート デジタル コックピット:
Electra Vehicles社 の電気自動車バッテリー管理ソリューションを実装
AWS社のGravitonプロセッサを搭載した仮想化BlackBerry IVY(R)プラットフォームソリューション:
自動車メーカーがシーン検出やサイバーセキュリティのユースケースのために、目的に応じた機械学習ベースのソリューションを迅速に開発できる方法を示しています。
また、最近では、鴻海精密工業社(Foxconn) が主導するグループである Mobility in Harmony (MIH) Consortium (以下 MIH)が、次世代プラットフォームの基盤として BlackBerry を採用しました < https://www.blackberry.com/ja/jp/company/newsroom/press-releases/2023/mih-consortium-selects-blackberry-to-advance-its-next-generation-electric-vehicle-development-efforts > 。契約の一環として、MIHは、コンソーシアムのオープンでアグノスティックな電気自動車プラットフォームに対する安全でセキュアなソフトウェア基盤として、信頼性が高く、安全認証を取得したBlackBerry(R) QNX(R)製品ポートフォリオとBlackBerry IVYを活用します。
BlackBerry QNX の詳細は、BlackBerry.com/QNX < https://www.blackberry.com/ja/jp > をご覧ください。
BlackBerryについて
BlackBerryは、世界中の企業や政府機関向けに、インテリジェントなセキュリティソフトウェアとサービスを提供しています。BlackBerryのソリューションは、2億3,500万台の自動車をはじめ、5億以上のエンドポイントを保護しています。カナダ・オンタリオ州ウォータールーに本社を置く同社は、AIと機械学習を活用して、サイバーセキュリティ、安全性、およびデータプライバシーソリューションの分野で革新的なソリューションを提供しています。さらに、エンドポイントのセキュリティ管理、暗号化、組み込みシステムなどの主要分野をリードしています。詳細は、BlackBerry.comをご覧ください。
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