KDDIとJCOMは7月28日、KDDIのケーブルテレビ(CATV)関連事業を2024年1月1日付でJCOMに承継することを決議したことを発表した。
本承継の対価として、KDDIはJCOMから普通株式の交付を受ける。また、住友商事はJCOMから第三者割当増資を引き受ける。本承継および本増資によるJCOMへのKDDIと住友商事の議決権比率に変更はない。
KDDIは、2005年からCATV事業者との提携を開始し、現在630万世帯のCATVのユーザー向け電話サービスや、140万台のCATV向けセットトップボックスを提供している。
本承継により、現在KDDIがCATVのユーザーに提供している電話サービス「ケーブルプラス電話」や、CATV事業者向けのソリューションサービスなどについては、2024年1月1日からJCOMが提供する。
■承継対象の主なサービス
電話関連サービス:ケーブルプラス電話、ケーブルプラス光電話、かんたんテレビ電話
※「迷惑電話自動ブロック」などのオプションサービス含む
セットトップボックス(プラットフォーム含む):Smart TV Box、ケーブルプラスSTB、ケーブルプラスSTB-2
通信卸サービス:ケーブルプラス光卸サービス、WiMAX+5G卸サービス(ケーブルテレビ事業者向け)、MVNO(スマホ)卸サービス(ケーブルテレビ事業者向け)
その他:生活あんしんサービス
ソリューションサービス:CATV事業者向け各種サービス(インターネット回線、局舎向け設備・機器、セキュリティーなど)