EVモデルを2モデル投入し
2030年の販売台数50%をEVにする
御館氏はさらに「BMWといえばドライビングです。今回のBMW 5シリーズでは初めての電気自動車i5を、それも一気に2モデル導入します。実は現行のBMW 5シリーズではプラグインハイブリッドが一番売れる量販車、そしてこのセグメントでは一番売れるプラグインハイブリッド車でした。我々はプラグインハイブリッドのリーダーですが、今回は導入しません。そしてBMW伝統のストレート6も導入しません。すべての上級エンジンを、この電気自動車に置き換えます。それは、我々BMWが2030年に世界販売の50%を電気自動車にし、世界的にリードするというコミットメントに応えるため、7年前から導入を開始します」と、電動化シフトを一気に進めることを語った。
ラインアップは48Vマイルド・ハイブリッド・システムを搭載した システム最高出力190馬力の2リットル直4ガソリンエンジンモデルを2種類(BMW 523i Exclusive、BMW 523i M Sport)と、48Vマイルド・ハイブリッド・システムを搭載した システム最高出力197馬力の2リットル直4ディーゼルエンジンに四輪駆動システムを搭載したモデル(BMW 523d xDrive)、そして最高出力349馬力の後輪駆動BEVを2車種(BMW i5 eDrive40 Excellence、BMW i5 eDrive40 M Sport)、システム最高出力600馬力の四輪駆動モデル(BMW i5 xDrive60)の計6モデル。
デジタル機能については、車両の異常を知らせるとともに、映像をスマートフォンに送るアラートシステムのほか、スマートフォンを車両の鍵とするデジタルキー。さらに降車してからスマートフォンを用いてリモート駐車できる、スマートフォンをコントローラーとしてゲームが楽しめるといった機能を搭載。もちろんハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能も用意する。
週末限定で試乗もできる!
FREUDE by BMW - THE GARDENに行こう!
BMWは、7月14日から9月17日まで東京・表参道にてポップアップ・エキシビション「FREUDE by BMW - THE GARDEN」をオープンし、日本で初めてBMW i5を展示するほか、週末限定i7やXMといったラグジュアリーモデルの試乗も行なう。
ポップアップ・エキシビションを日本で行なうのは2回目。展示空間では、特設デジタルコンテンツを上映するほか、期間限定のコラボレーションアイテムや、ここでしか買えないライフスタイルコレクションを販売する。さらに屋外にはカフェ&バーを設置し、夏に合うドイツと日本の両方の要素を組み合わせた食事やドリンクを提供する。
そのほか、お稽古スタジオ「WAnokoto」とコラボレーションしてのワークショップや、人気ヨガスタジオによる朝ヨガ、夜ランニングを週末に実施するとのこと。
エントランスには、フラワーアーティスト田中孝幸氏が手掛けたインスタレーション作品を設置。葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」の神奈川沖浪裏の船をBMW i5に見立てたインスタレーションは、時を経るごとに趣を変えていくという。
BMWブランド・マネジメント・ディビジョン プロダクト・マーケティング本部長の遠藤克之輔氏は「表参道に訪れた方が、この夏の時間、ゆっくりと気持ちを安らげていただき、ヨーロッパの文化とBMWの新シリーズを楽しんでもらえればと思っております。ご家族をはじめ、様々な方々がラグジュアリーな体験として楽しんでいただければ」と魅力を説明。そして「浴衣着付けのワークショップなど、様々ななコラボレーションを提供する予定です。来るたびに何か新しい体験を我々は提供していきます」と意気込みを語った。