BMWは、ミドルクラスセダン「BMW 5シリーズ」の新型モデルを、7月13日より発売。合わせて7月14日から9月17日まで、表参道交差点近くでポップアップ・エキシビション「FREUDE by BMW-THE GARDEN」を期間限定で開催する。
プレミアムミドルセダン
「5シリーズ」に新モデル登場!
BMW 5シリーズは1972年に誕生。以来、7世代にわたりプレミアムセグメントのミドルクラスセダンの代名詞として、大きな成功を収めてきた。約7年ぶりのフルモデルチェンジを果たした8世代目は、格式のある存在感はそのままに、先進のデジタル技術と最新のパワートレインを用意。ガソリン、ディーゼルのマイルドハイブリッド車のほか、BEVのi5シリーズの2モデルをラインアップに加え、電動化時代においてもミドルクラスセダンをリードする意気込みをみせている。
発売にあたり、BMW代表取締役 長谷川正敏氏が挨拶。「今年の上半期の登録車台数(販売台数)は前年比19%増の1万6692台と好調な結果となっております。なかでもBMW 7シリーズを中心としたラグジュアリーセグメントのモデルに関しては、前年比で2倍以上と大幅に増えており、好調の一因となっております」と笑顔で業績の良さをアピール。
その上で「BMWをワンランク上のプレミアムブランドへと押し上げていくていくうえで、非常に重要なモデルが新型BMW 5シリーズです。BMW 5シリーズは世界で最も成功しているエクゼクティブ・セダンの代名詞となっており、日本で発売してから半世紀の月日を経て、今回8代目へと進化を遂げております。このモデルは今までの5シリーズが提供してきた価値を刷新し、まったく別次元のラグジュアリーな価値観を提供します」と、新型BMW 5シリーズにかける期待を語った。
走りと上質さのバランスが一番取れている5シリーズ
続いてBMWのBMWブランド・マネジメント・ディビジョン プロダクト・マーケティング プロダクトマネージャーの御館康成氏が、新型BMW 5シリーズの概要を語った。「BMWというブランドは、本質的にドライバーと車が一体となってスポーティーに走る、駆けぬける歓びと、その一方で高級車としての良質な魅力、その両方を諦めることなく高い領域で実現しています。その文脈でいけばスポーツセダンの絶対的ベンチマークであるBMW 3シリーズに対して、広くて快適なラグジュアリードライビングのBMW 7シリーズ、そしてオーナーズカーとして走りとラグジュアリーが一番バランスが取れたのがBMW 5シリーズといえるわけです」
「そしてセダンであること。セダンは着座位置が低いのでスポーティーな走りが楽しめます。昨今はSUVの人気が高いですが、たとえばリアシートの周りにはしっかりと構造部材が入って静粛性が高く、快適な乗り心地を実現できます。BMW 5シリーズセダンこそ、BMWのコアバリューの本流の車であるといえます」。このようにBMW 5シリーズの魅力を説いた。
その上で「新型BMW 5シリーズはスタイリング、走り、そして現代のお客様の要望に対応する最新のデジタル体験を大きく進化させています。スタイリングですが、BMWの特徴でありますキドニーグリルを垂直方向に大型化し、なおかつ、その上の部分を前傾化させた、いわゆるシャークノイズになっています。そしてキドニーグリルには夜間、LEDのライトによって浮かび上がるアイコニックグロウを標準装備しております」と説明した。
インテリアはBMW 7シリーズ同様、大型のカーブドディスプレイを備えた上で、インストゥルメントパネルには、物理的なスイッチや大きなエアコンルーバーを極力排除。シンプルで洗練されたインテリアになっている。また今回は、シートに植物由来の素材を使い、レザーと同等の風合いと耐久性を実現させたヴィーガンインテリアを採用しているという。