雑誌専門図書館の大宅壮一文庫は7月18日、「Web OYA-bunko」の雑誌記事索引検索システムのリニューアルを発表した。検索可能範囲の増加やスマートフォン対応などが主体となる。
今回のリニューアルでは、以下の3つの機能が改良、追加された。
●雑誌記事タイトル(見出し)の検索範囲を拡大
これまでの検索機能では1988年以降に発行された雑誌の記事タイトル(見出し)のみが検索対象だったが、リニューアル後は対象が拡がり、1888年以降現在までのデータを検索可能となる。
●スマートフォンとタブレットからの利用に正式対応
リニューアル後のWeb OYA-bunkoでは、端末の画面サイズに合わせて表示方法を変えるレスポンシブデザインを採用。PCだけでなく、スマートフォンやタブレットからの利用でも、最適化された画面で操作できるようになった。
●検索メニューを一新
検索メニューについても、初めて利用するユーザーでも直感的に扱えるよう操作体系が変更されている。
複数の人物、職業の一括検索にも対応。論理検索については、複数のワードを空白(スペース)で区切った場合の初期値がOR検索からAND検索に変更された。
同館は評論家大宅壮一氏の生前の蔵書を引き継ぐ形で設立された図書館。明治以降に発行された約78万冊の雑誌を所蔵しており、国内では数少ない雑誌を専門に扱う図書館となっている。