XYZプリンティングは7月1日、3Dプリンター事業からの撤退と公式オンラインショップの閉店を発表。製品の販売は9月15日を目途に終了し、段階的に3Dプリンタ事業から撤退する。
販売した製品の消耗品、材料マテリアルは総代理店(株式会社イグアス)を通じて継続的に供給を続け、製品の修理・アフターサービスは今後3〜5年間を目標にサポートしていくとしている。イグアスのECサイト「サプライズバンクドットコム」では7月1日から消耗品、材料マテリアルの販売を開始している。
ただし、SLS(粉末焼結積層方式)方式の2製品のみNexa3D,Inc.(本社:米国)に事業売却されている。
2013年よりデスクトップ3Dプリンターを中心に世界展開
XYZプリンティングはコストパフォーマンスに優れた3Dプリンターの開発・販売を目的に2013年に台湾で設立、デスクトップ3Dプリンターを中心に産業用3Dプリンターの展開にも取り組んでおり、欧米、日本、中国などグローバル展開を行っていた。
撤退の原因は、コロナ禍やウクライナ戦争の影響など様々な外的及び内的要因が重なり、事業をとりまく環境が大きく変化したためとしている。