パナソニック コネクトは7月5日、ネットワークに接続できない設備や機器も含めて一元管理し、正確な資産管理を実現するクラウドサービス「Assetier(アセッティア)」を提供開始した。
Assetierは、固定資産、IT資産、リース・レンタル資産、少額・簿外資産、在庫資産などあらゆる有形資産の一元管理を実現するクラウドサービス。柔軟に機能をカスタマイズできる資産管理プラットフォームだけでなく、資産情報登録時のハードウェアの調達やラベル発行・貼付の代行などのBPOサービス(オプション)も提供。全国規模の保守・サポート体制で、導入から運用管理までの全プロセスをサポートする。
本サービスは、QRコードを利用することで、これまで資産管理の対象外となっていたようなネットワークに繋がらない什器や小さな備品などの様々な形態の物品まで含めて一元管理できる。QRコードをスキャンするだけで資産情報を読み取れるため、棚卸作業を効率化できるほか、目視確認や個人判断によるミスも削減できるという。また、スマホやタブレットでもスキャンができるため、専用端末を新たに用意する手間やコストも省ける。
資産名称や数量などの基本情報に加え、リース・レンタル品であるかどうかや、修理や点検の履歴、保守契約内容など様々な詳細情報もあわせて管理できる。さらに、拠点間の移動や廃棄など資産のトレーサビリティーまで管理できるため、情報の精度が上がり無駄な購入の抑制にもつながるとする。これらの情報は、PCやスマホ・タブレットからアクセスできるポータル上で閲覧できる。
さらに、導入から運用管理に伴う様々な業務(ラベル発行・貼付、棚卸など)を代行するオプションサービスも提供し、一貫したサポートにより現場の業務効率化が可能になるという。
今後は、顔認証を活用した資産の持出・返却時の本人認証や、画像解析技術を活用した資産の移動や持ち去り検知など、同社の既存サービスと掛け合わせた機能の追加を予定しているという。