日立ソリューションズは7月5日、人事総合ソリューション「リシテア」にてクラウドサービス「リシテア/人財マッチング」を提供開始した。
企業では、人的資本経営の取り組みとしてキャリアの自律につながるジョブ型人財マネジメントを導入し、若手層からシニア層まで自発的に組織やジョブに応募できる制度の運用が進んでる一方、社員の希望とジョブのマッチングや異動のプロセスが人事部門の非効率な手作業で、利用が活性化しないという課題がある。
リシテアは大企業を中心におよそ1630社で利用されている人事総合ソリューション。人財戦略や申請業務、人事部門の人事・給与管理業務の効率化や企業の重要な経営課題である人財戦略を支援する。
リシテア/人財マッチングは、自社のキャリア自律制度に則り募集や面談や異動手続きをワークフロー化し、人事担当者の業務負担を軽減できるサービス。社員と募集部門の担当者がそれぞれ情報を登録して公開することで応募やスカウトでき、人事部門は選考状況を随時確認できる。
社内公募やFAなど複数の異動制度をひとつのプラットフォームで同時に運用できるほか、複数の異動制度を同時に運用可能。独自制度にも柔軟に対応するほか、日立ソリューションズでは同社運用してきたワークフローやノウハウも提供し、新たな異動制度の設計やワークフロー化も支援する。また、既存の人事システムとの連携で、社員は職務経歴やスキルなどの入力が不要となり、求人活動中の部門向けには評価や勤務状況などの情報も集約できる。
同社では今後、マッチング精度向上させるために求人活動中の部門が、自部門で活躍できる人財かどうかを適合度として数値化するような機能の追加を検討するとしている。