富士通Japanは6月29日、マイナンバーカードを使った各種証明書類のコンビニ交付サービス「Fujitsu MICJET コンビニ交付」を再度停止すると発表した。証明書類の誤交付発生に伴う対応で、再開時期は発表されていない。
今回判明したトラブルは、自治体庁舎内に設置された証明書発行システムを利用した際、誤って異なる住民の住民票が発行されてしまうという内容。
誤交付が発生したのは6月28日15時頃で、当該自治体は翌日となる29日11時頃に証明書交付サービスを停止している。
同社は、過去に発生した同様のトラブルに対応する修正プログラムが適切に実施されていなかったことが原因としており、再点検のため同じシステムを使う全ての自治体でサービスを一時停止することとなった。
本サービスを巡っては、5月にデジタル庁の要請でシステムを一時停止した上で再発防止策を施し、6月17日から利用を再開していた。