九州旅客鉄道(JR九州)は6月28日、一部区間において実施している、タッチ決済で自動改札機を入出場する実証実験の対象駅を50駅に拡大することを発表した。
本実証は、三井住友カードの公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用しており、2022年7月よりJR九州の鹿児島本線 博多駅~香椎駅(5駅:博多駅、吉塚駅、箱崎駅、千早駅、香椎駅)において実施している。
7月12日より対象駅を45駅追加し、50駅へ拡大。鹿児島本線の門司港駅~久留米駅までの全駅(49駅)、香椎線の海ノ中道駅(1駅)が対象となる。複数の改札口がある駅については、主要な改札口のみ利用できる。また、新幹線乗換口は利用不可。実証期間は2024年3月31日まで。
利用できるカードブランドは、Visa、JCB、American Express。入場時及び出場時に、タッチ決済対応カード(クレジット、デビット、プリペイド)やスマホ等を、自動改札機や専用端末にかざすことで列車を利用できる。一部の駅については、ポール型専用端末、もしくは専用端末のみの設置となる。
タッチ決済乗降履歴は、交通事業者向け決済および認証のプラットフォームを提供するQUADRACの「Q-move」サイトにアクセスし、「マイページ」の会員登録をすると確認できる。