2リッターの大排気量に車重393kgという超ベビー級
最高出力115PS/最大トルク183N・m (18.7kg・m)を発生するエンジンは、ハーレー史上最大排気量となる1977ccの空冷Vツイン「ミルウォーキーエイトVVT121」。可変バルブタイミング(VVT)機構に加え、新吸気路と「パフォーマンスエキゾーストシステム」を備えたシリンダーヘッド冷却システムの改良(一部の水冷化)により、高出力化と快適性、高燃費を実現しているとのこと。もちろん排気ガス規制「ユーロ5フェーズII」に対応している。なお、車重は393kgとなる。
足回りはフロント19インチ、リア18インチで、リアサスペンションのトラベル量を50%増やすなどで快適性は大幅に向上。ブレーキはブレンボ製で強大なパワーをしっかりと安全に止める。
12.3インチTFTカラータッチディスプレイによるインフォテインメントシステムも注目すべき点のひとつ。ワイヤレスのApple CarPlayにも対応し、スクリーンタッチのほか、ハンドルリモコンと音声認識でコントロール可能。
ハーレーダビッドソンCEOのヨッヘン・ツァイツ氏は、「日本は、ハーレーダビッドソンを初めて輸入した国です」と、特別な市場であることを語ったうえで、新型CVOストリートグライド/CVOロードグライドを「最新鋭のテクノロジーとダイナミックなデザインを有しており、CVOの定義をさらに広げてくれるモデル」と紹介。ハーレーダビッドソン ジャパンの野田一夫 代表取締役も「ハーレーのトップであるだけでなく、2輪界のベンチマークとして全体のレベルを引き上げるバイク。ハーレーダビッドソン史において、最高の1台である」と、その存在をアピールした。
今年120周年を迎えたハーレーが送り出す史上最高の1台。ガソリンエンジンが終わりを迎えつつある今、最高のハーレーを手に入れたい方には注目に値するモデルといえるだろう。