親なら知っておきたい人気スマホアプリの裏側と安全設定 第223回
高校受験に備えて半数は塾通いの予定も
中学生の夏休みのルール定番はゲーム・スマホの利用時間制限
2023年06月13日 10時00分更新
中学生の半数は通塾予定あり
夏休みの予定を考え始めている人もいるだろう。子どもの夏休みの過ごし方について悩む方も多いのでは。中学生の子どもを持つ保護者を対象とした明光義塾調べの「中学生の夏休みの過ごし方に関する意識・実態調査」(2023年6月)を見ていこう。
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中学生の夏休みの過ごし方はどうなっているのか。夏休みの過ごし方として、「計画的に過ごしている」(12.1%)、「どちらかというと計画どおりに過ごしている」(31.0%)と4割強の中学生が計画的に過ごせている。一方、「計画的に過ごしていない」(6.9%)、「どちらかというと計画的に過ごしていない」(15.4%)と、22.3%の保護者は計画的に過ごせていないと判断している。
夏休みの1日の平均学習時間は、「1時間以上2時間未満」が27.8%で最多であり、「2時間以上3時間未満」(19.4%)、「1時間未満」(16.2%)と続く。
「通塾する予定がある」(33.0%)、「どちらかというと通塾する予定がある」(14.8%)と合計47.8%が通塾する予定があり、高校受験に備えて夏休みに学習を進めたいことがわかる。
夏休みのルールはゲーム・スマホの利用時間制限
保護者が子どもの夏休みの過ごし方について感じる不安は、「生活リズムの乱れ」(54.3%)、「学力低下」(34.8%)などだ。
それに伴って家庭で設定した夏休みのルールは、「ゲームプレイ時間の制限」(32.2%)、「スマホ利用時間の制限」(31.1%)、「起床就寝時間の設定」(29.4%)、「学習時間の設定」(29.4%)などとなっている。
夏休みには自由な時間が長くなり、保護者や教員の目も行き届きづらくなることが多い。ゲームやスマホは便利で楽しいが、ついつい利用時間が長くなり過ぎて、昼夜逆転したり生活リズムの崩れにつながったりすることが多いようだ。
あらかじめ利用時間の長さについてルールを決めて、iPhoneならばスクリーンタイム、Androidスマホならファミリーリンクといった、スマホの制限機能なども活用しながら過ごすことも大切だ。
著者紹介:高橋暁子
ITジャーナリスト、成蹊大学客員教授。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki
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