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空間ヒアスルー対応で、音の聞こえる方向や距離感を感じられる

聴覚拡張のコンセプトが新しい、リオンの集音機能付きワイヤレスイヤホン

2023年06月01日 19時30分更新

文● ASCII

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リオン ASMOLA

ASMOLA

 リオンは6月1日、聴覚拡張ヒアラブルウェア「ASMOLA」の先行販売をGREEN FUNDINGで開始した。「空間ヒアスルー」機能搭載の集音機能付きワイヤレスイヤホンは世界初だという。6月1日12:00から48時間は通常料金の50%オフとなる“超速早割”での支援が可能。上限数はないが、気になる人はすぐチェックしたほうがいいだろう。

 中軽度難聴者の「実は聞こえない」をなくしたいという思いで開発した。2022年の調査によると、中軽度難聴者の補聴器保有率は29%にとどまっている。

リオン ASMOLA

聞こえにくいのストレスを減らす

 特徴は、独自開発したバイノーラル信号処理の採用。音源の方向や距離など、音の空間的な印象を保ったまま音を耳に届けられる。同社はこれを空間ヒアスルーと名付けている。

 両耳(左右のマイクからの入力とイヤホンの出力)を連動させた処理にこだわっている。風切り音や突発的な音の変化があった際には、両耳のゲインを落とし、音の方向感を失わないようにしている。ドライバーも9.2mmと大口径なので、音楽再生に求められる低音も聞こえやすくなっている。

 ASMOLAには専用のアプリが用意されており、各種機能のオン/オフやビームフォーミングの切り替え、イコライザー設定が可能。また、使用者の聞え方に合わせたパーソナライズ機能を搭載。リオンが長年蓄積した補聴器の調整データから導き出された独自の方法を採用している。

リオン ASMOLA

 試聴すると、左右どちらから聞こえる音なのかをはっきりと区別できた。

 ビームフォーミング機能も搭載している。有効にすると、特定方向の音だけをはっきりと聞けるようになる。混雑した飲食店などで、隣席の声が騒がしく、うまく会話できないといったシチュエーションを想定した機能だ。

リオン ASMOLA

ビームフォーミング機能により、およそ7%聞き取りやすくなるという

 スマホとBluetooth接続すれば通常のイヤホンとしての使用も可能。コーデックはSBC、AAC、aptX、aptX Adaptiveに対応。連続使用時間は最大10時間。重量は24g。なお、音楽再生中はヒアスルー機能が有効にならない。

 一般販売については協議中で、販売はするが詳細はこれからとのこと。

リオン ASMOLA

ハウジング部は大きめの印象

リオン ASMOLA

外から取り込まれた音はコントロールボックスにあるDSPで処理され耳に届けられる

※本記事は、プロジェクトオーナーのプロジェクトが必ず成功することや、プロジェクトの品質、リターン内容を保証するものではありません。プロジェクト進行中に関するトラブル、返金要求、リターン返品要求はプロジェクトオーナーの責任のもと行なわれます。プロジェクト不成立時には製品が届かなかったり、返金が受けられないなどのリスクがあります。出資は自己責任でお願いします。

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