ミロ・ジャパンは5月25日、「Miro」の機能強化としてAI機能を備えた新機能「Miro AI」を発表した。
Miroは拠点をひとつにしないあらゆる規模のチームに対応できるオンラインワークスペース。部門や場所を超えたハイブリッドな業務環境にあるチームであっても顧客調査分析や戦略ワークショップ、技術図面作成、顧客中心の製品設計などといった複雑なワークフローを遂行可能な連携を生み出すことができる。
Miro AIは大規模言語モデルと生成AIを使用し、さまざまなプロセスとワークフローを合理化することでユーザーが製品とサービスをより迅速に市場に投入できるよう支援。プラットフォーム全体でワークフローと機能を最適化し、すべてのメンバーがイノベーションに必要な情報と機能に非同期でアクセスできるという。
12の機能を備えており、意見やキーワードに基づいてアイデアを生成・要約・分類する機能、テキストに基づいて画像を自動生成する機能やシーケンス図(相互作用図)を使用して複雑なものを瞬時に視覚化する機能などが含まれる。
セキュリティーとプライバシーを念頭に置いて設計され、MicrosoftのAzure OpenAI Serviceと提携することで企業が安全にAIを活かして大規模な機能構築ができる。また、Miro AIを利用してもプラットフォーム上の管理コントロールは変更されず、企業側の管理者は引き続きアクセスを簡単に追跡・管理・更新が可能。入力データはアウトプットの生成処理中のみ保持され、その後入力データは保存されずMiroに入力された情報はAIの教育には使用されないとしている。